校長室より【コロナ禍、3回目の夏】
入力日
2022年8月24日
内容
コロナ禍、3回目の夏
コロナ禍、3回目の夏 ―― 新たな変異株とともに、第7波はこれまでにない大きな波で、県内の新規感染者が3000人に迫る日もありました。自分の身近なところにコロナウイルスがあると感じます。
本校は8月25日に夏休みが明け、学校が始まります。公的な行動制限が呼びかけられない、コロナ禍、3回目の夏でしたが、コロナに対する意識は高く持ち続けたいものです。校内でもこれまでどおり感染症対策をしっかりと行いながら、可能な限り通常に近い教育活動を行いたいと思っています。
8月前半は連日の猛暑。お盆頃からは急な激しい雨となる日が続きました。日中はまだまだ暑いですが、季節は「立秋」、「処暑」と秋へ向かっています。朝夕外に出ると辺りの明るさから少しずつ日の出は遅くなり、日の入りは早くなっていると感じます。■ 校内をひとまわりすると
本校には本校舎と分校舎があり、すべて平屋建てです。本校舎は、正門付近(北側)の管理棟・小学部から最南端の中学部・高等部まで5棟の校舎が東西に並んでいます。分校舎は本校舎の東側に隣接し、校舎全体が漢字の「目」の字のように配置され、ほぼすべて室内の廊下でつながっています。
校舎内をひとまわりすると30分くらいかかります。各学部の廊下には、児童生徒のみなさんのさまざまな学習成果物などが掲示され、季節に応じた飾り付けなども行われています。例年夏休み明けには、本校舎西玄関付近で夏休みの学習成果を発表する恒例の「夏季作品展」が行われます。今年はどんな作品が展示されるのか楽しみです。
本校舎2棟目の中央廊下付近には、横に長い作品掲示スペース(5メートルほど)があります。そこには本校舎小学部の全児童の顔写真が入った作品が掲示されています。月替わりでテーマがあり、今月は「ひまわりと夏野菜」のようでした。カラフルな色画用紙を使って、ピーマン、トマト、ナス、スイカ、枝豆……といった夏野菜の形が切り抜かれ、そこに一人一人笑顔の写真がはめ込まれています。とても楽しい雰囲気がよく表れていて、ちらっと見るだけで楽しい気分になります。次はどんなテーマかなと毎月楽しみにしています。
校内には本校舎、分校舎問わずたくさんの学習成果物や作品などが展示、掲示されています。とても手の込んだもの、気持ちがほっこりするもの、思わずニヤッとしてしまうものや、斬新な見方だなあと感心してしまうものなど、ここですべては紹介し切れませんが、一つ一つに児童生徒のみなさんの思い、アイディアや工夫が込められていると感じます。同時に、教室で学ぶみなさんの直向きな姿が思い浮かびます。■ 同窓会総会・懇親会
7月26日、同窓会役員会が開催されました。今年もコロナ禍のため総会と懇親会の開催を見送ることとなりました。一昨年から3年連続の開催見送りで、楽しみにされていた方も多いと思いますが、ご理解いただければと思います。
金立特別支援学校同窓会は、3年の準備期間を経て開校50周年(平成30年(2018年)10月)を機に設立され、本年10月でまる4年となります。歴史は浅い同窓会ですが、同窓会は本校を卒業された方にとってはもちろんこと、本校で学ばれた方や、今学んでいるみなさんにとっても、心のよりどころとなると思っています。
コロナ禍の中、この2年半ほどは多くの人が集まっての会合等は行わず、役員会の開催となっていますが、活動を途切れさせることなく「続けること」が大切だと思います。来年こそは、コロナ禍が終息し、同窓会総会・懇親会をぜひ開催できればと願っています。(令和4年8月19日)
校長 鶴田 欽也
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