校長室より【好きなことを楽しもう】
入力日
2022年9月29日
内容
好きなことを楽しもう
今月は大型で強い台風が2つ佐賀に接近しました。台風一過の翌朝、落ち葉が散乱している校内を歩いていると、渡り廊下の角っこにしっぽの短い三毛猫を見つけました。追いかけると5メートルほど逃げ、止まってこちらを見ています。また追いかけると少し逃げては、止まってこちらを見ています。もう一度同じことを繰り返すと、今度は姿がみえなくなりました。どうやら金網の穴から校舎の床下に逃げ込んだようでした。
本校には定住しているねこがいるようで、春になると子ねこの鳴き声が聞こえることがあります。ねこが校舎内に入り込むこともあり、校舎の入口の何カ所かには「必ず扉を閉めてください」との注意書きもあります。今回、ねこの住みかが校舎の床下にあると思い、それなりの対応をしましたが、きっと校内のどこか別の場所に新たな住みかをみつけるのではないかと思っています。来年の春、また子ねこの鳴き声が聞こえてくるかもしれません。
■ 前期終業式での話から
昨年の前期終業式で、アメリカのプロ野球、メジャー・リーグでの大谷翔平選手の活躍の話をしましたが、今年も大谷選手は大活躍しています。
昨年はピッチャーとして9勝、バッターとして46本のホームランを打ち、数々の快挙を成し遂げ、アメリカン・リーグのMVPとなりました。今年は(9月26日現在)、ピッチャーとして14勝8敗で防御率2.47。バッターとして打率.271、ホームラン34本。さらにチームの主力ピッチャーとして規定投球回数と、主力バッターとして規定打席数の両方をクリアするのではないかと言われています。これは、ピッチャーとして1年間フルに、同時にバッターとしてもフルに試合に出たことを意味し、文字どおり「二刀流」、1人で2人分活躍したということになります。これまでこんなことを成し遂げた選手はいないようですが、大谷選手はそれを成し遂げるのではないかと期待しています。
大谷翔平選手は、日本にいるときから球速160㎞のボールを投げる並外れたピッチャーでした。4年前にアメリカに行ってさらに自分の道を突き進んでいると感じます。彼のこれまでの実績も並外れたものですが、それよりも、プレーの一つ一つに、野球に対する思いと情熱、日々の努力や精神力、そして、何より大好きな野球を楽しんでいる様子が感じられます。私自身、そんな大谷選手から元気や勇気をもらっている気がします。そして、私も自分なりにがんばろうという気持ちになります。好きなことを楽しもうという気持ちになります。
■ 応援いただき本当にありがとうございます
本校はこの9年間毎年ふるさと納税によるご寄附をいただいております。ご寄附をいただいた方へぜひともお礼をお伝えしたいと手を尽くしましたが、かなわないようです。この場を借りてお礼を申し上げます。長年にわたり金立特別支援学校を応援いただき、本当にありがとうございます。
これからも全校職員一丸となって、教育目標の実現に向け全力で教育活動にあたってまいります。今年もいただきましたご寄附は、教育の一層の充実、発展のためにありがたく活用させていただきます。
(令和4年9月28日)
校長 鶴田 欽也
閲覧数
239