校長室より【迷ったらやってみよう】
入力日
2021年7月19日
内容
迷ったらやってみよう
新学年が始まって約3か月半が過ぎました。本校は二学期制(前期と後期)をとっているので、1学期の終業式はありません。その代わりに9月30日に前期の終業式を行い、その後1週間の秋季休業があります。本校の夏季休業は7月21日から8月24日までの約5週間です。当たり前のことですが、今年の夏休みも一度切り。夏休みを充実したものにするために、次のようなことを意識してみませんか。
■ やりきることを大切にしよう
4月。さあ、今年もがんばろうとフレッシュな気持ちで4月を迎えた人もいたでしょう。コロナ禍の中、不安な気持ちだった人もいたと思います。ここまでいろいろなことに新たに挑戦した人もいたはずです。「きつかったけど、がんばってやってみるとやれた!」と達成感を感じた人もいたと思います。この「やりきった!」という経験と、その思いが自信につながります。この「何かをやりきる」ことを大切にしましょう。
■ 迷ったらやってみよう
何かをやるとき、「できるかどうか不安だけど、やってみようかな」とか、「どうしようかな」と迷っているなら、ぜひやってみてください。迷ったらやってみましょう。そして、がんばってできたら、自信につながります。自信がでてくると、すべてに対して余裕をもって対応できるようになります。余裕がでてくると、すべてが楽しくなることがあります。
■ 他の人と比べる必要はありません 勝ち負けもありません
たとえできなくても、できなかったことを悔やむのではなく、できたことを喜び、自分を誇らしく思うことが大切です。他の人と比べる必要はありません。勝ち負けもありません。あの人はできるのに、なんで自分はできないのか、と悔やむ必要もありません。できなかったり、目標に達しなかったからといって、他の人のせいにしたり、自分を責めたり、意欲をなくしたりしないことが大切です。
■ 足し算でいきましょう
だれしも理想を持っています。「こんなふうになりたいな」とか、「あんなふうにやれればいいな」という理想を掲げることは大切です。ただ、理想の自分と現実の自分とを過度に比較する考え方はよくありません。
自分の理想から現実を「引き算」するのではなく、今は理想には達していないけれど、小さなことでいいので一つ一つを積み上げ、これまでにできていることを評価する――「足し算」のイメージがいいと思います。今の自分に少しずつ足し算をしていって、理想に近づいている――そんなイメージは素敵だとは思いませんか。
何ごともやった分だけ伸びます。やらなかったら伸びません。やったことは必ずあとでいいことになって自分に返ってきます。やってみようかなと迷ったら、とにかくチャレンジしてみましょう。迷ったらやってみましょう。
(令和3年7月19日)
校長 鶴田 欽也
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