校長室より【夢・希望・目標を持つこと】
入力日
2021年8月24日
内容
夢、希望、目標をもつこと
新型コロナウイルス感染拡大第5波のまっただ中、今年の夏は8月上旬までは連日の猛暑日、お盆の頃からはこれまでに経験したことのないような大雨となりました。秋雨前線が1週間ほど停滞し、年間総雨量の半分を超える雨が1週間で降ったところもあったとの報道もあり、県内各地で土砂災害や浸水被害が起こりました。
本校は8月25日に夏休みが明け、学校が始まります。日中はまだ暑い日が続いていますが、季節は着実に秋へ向かっています。毎日少しずつ日の出は遅くなり、日の入りは早くなっています。早朝、私のウォーキングコース脇の草むらには露が降り、ひんやりとした新鮮な空気を感じることがありました。
■ 夢、希望、目標をもつこと ーー 東京パラリンピックの聖火
8月16日午前、東京パラリンピックの聖火となる種火を起こす、採火の行事が吉野ヶ里歴史公園で行われました。あいにくの雨模様でしたが、そこには県内の特別支援学校の生徒14名が参加し、古代の火起こしの方法によって種火が灯されました。本校からは、高等部の石丸義充さんと吉田勇人さんが参加しました。
その日の午後には、採火された種火を東京へ送る出立式が、県庁の県民ホールで行われました。出立式には、栁川春己さん(アトランタ1996パラリンピック競技大会、男子マラソン金メダリスト、佐賀市在住)がゲストとして参加され、これまでの思い出も織り込みながら、応援のメッセージを述べられました。夢、希望、目標をもつことこそが努力を継続する原動力になるとの話に感銘を受け、勇気づけられる思いがしました。
東京パラリンピックの聖火は、大会発祥の地である英国ストーク・マンデビルで採られた炎とともに、日本各地で採火された炎を東京で一つにあわせ、誕生します。8月24日東京パラリンピックは開幕します。その聖火は多くの人のさまざまな思いを一つにして灯ると思います。
■ 同窓会総会・懇親会
8月2日、同窓会役員会が開催されました。コロナ禍のため本年度も同窓会総会と懇親会の開催は見送ることとなりました。昨年に引き続き、2年連続の開催見送りで、楽しみにされていた方も多いと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大でやむなく中止となりました。ご理解いただければと思います。
金立特別支援学校同窓会は、3年の準備期間を経て、開校50周年(平成30年(2018年)10月)を機に設立され、本年の10月で丸3年となります。まだ始まったばかりの同窓会ですが、同窓会は本校を卒業した方にとってはもちろんこと、本校で学んだ方や、今学んでいるみなさんにとっても、心のよりどころとなると思います。コロナ禍の中、この1年半ほどは思うような活動はできていませんが、来年10月には同窓会総会・懇親会をぜひ開催できればと願っています。(令和3年8月24日)
校長 鶴田 欽也
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