校長室より【今年を振り返り、新年よいスタートを】
入力日
2021年12月20日
内容
今年を振り返り、新年よいスタートを
日に輝く黄葉が美しかった、正門前の銀杏の葉も散り、12月になりました。大雪、冬至、クリスマス そして大晦日と暦は進み、冬真っただ中、年の瀬です。令和3年、2021年も残すところわずかになりました。今年はみなさんにとってどのような一年だったでしょうか。
年末恒例となった「新語・流行語」の年間大賞は『リアル二刀流/ショータイム』、「今年の漢字」は『金』でした。私にとってはコロナ禍の中、エンジェルズの大谷翔平選手や将棋の藤井聡太四冠の大活躍にとても勇気づけられる一年でした。
■ 今年を振り返ってみると
今年も新型コロナウィルスに悩まされた一年でした。県内でも5月ごろから一般へのワクチン接種が始まり、昨年のような全国一斉の臨時休業はなかったものの、8月には流行の第五波が来ました。8月から9月にかけて県内あちこちで臨時休業となる学校があり、本校も随分心配しましたが、幸いなことに休業は行わずに済みました。その後、新規感染者は落ち着き、このひと月ほど県内は新規感染者ゼロの日が続いています。
その一方で、11月下旬に南アフリカで新変異株オミクロン株が現れ、あっという間に世界中に広がり、多くの国で一日あたりの新規感染者が激増していて、オミクロン株が従来のデルタ株に取って代わっているとのニュースも聞かれます。手洗い、マスクの着用、こまめな換気といった基本的な感染症対策を徹底しないといけないと気を引き締めているところです。
後期(始業式10月8日)に入り、感染症対策を行った上で規模を縮小しながらも、ここまでたくさんの学校行事を行うことができました。10月には本校舎の体育祭と分校舎の学習発表会、10月から11月にかけて県内日帰りではありましたが、それぞれの学部で修学旅行、そして校外学習や交流学習(一部リモートなど)を実施しました。
多くの学校行事を縮小せざるをえない状況にあっても、児童生徒のみなさんが、授業中はもちろんのこと、一つひとつの行事をとおして多くを学び、大きく成長することを改めて実感しました。そして、児童生徒のみなさんの創意工夫やがんばり、先生方の指導、保護者のみなさんのご理解とご協力などが相まって、本校の教育は成果を上げることができているのだと、学校の教育活動の根幹をなす、授業と学校行事の大切さを再認識したところです。
■ 年末年始はステップアップのチャンス
いよいよ冬休みです。年末年始はいつもとは雰囲気が異なり、何かそわそわして落ち着かない時期でもありますが、そんな時だからこそ、落ち着いてこの一年を振り返り、次の一年に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。「この一年でこんなことができるようになった」とか、「今度これをやるときは、別のやり方でやってみよう」などといった、これまでの振り返りと先への見通しこそが、ステップアップの第一歩です。
振り返りを行い、先を見通したら、夢や目標に向かって小さなことからでもいいです、何か行動を起こしてみませんか。毎日の5分、10分といった小さな努力の積み重ねが大きな差となり、意識の変化をもたらし、大きな成果につながります。「継続こそ力なり」なのです。そんな意味でも、年末年始は新たなことを始めるチャンスです。
今年の冬休みは、いつもの年より長い17日間です。来たる2022年、令和4年によいスタートを切るための充実した冬休みにしてください。1月11日(火)の全校朝会では、みなさんの元気な顔を見られることを楽しみにしています。
それでは、よいお年をお迎えください。
(令和3年12月20日)
校長 鶴田 欽也
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