校長室より【開校記念日、合同全校朝会、学校の願い】
入力日
2021年6月10日
内容
開校記念日、合同全校朝会、学校の願い
初夏6月、正門(北門)から校舎へ向かうと、学校が森の中にあるのではないかと一瞬錯覚することがあります。早朝から鳥のさえずりが聞こえ、校庭の木々の緑はだんだんと濃くなり、花壇には色とりどりの花々が咲く、美しい季節となりました。
■ 本分合同全校朝会
6月1日は本校の開校記念日で、本校舎と分校舎の合同全校朝会が毎年の恒例の行事です。今年もコロナ禍のため、録画配信による合同全校朝会となりました。今年の全校朝会も児童生徒会のみなさんがアイデアを出しあい、本校舎と分校舎とが少しでも一体感が感じられるようさまざまな工夫を凝らしてくれました。
■ 開校記念日 全校朝会での話
本校は、今から54年前の昭和42年(1967年)6月1日に「佐賀県立養護学校」として開校し、授業が始まりました。今日で54周年ということになります。本校が開校した場所は、今現在も学校がある、この場所でした。本校の歴史を振り返ってみると、本校はこの54年で校名が次のように2回変わっています。
・昭和42年(1967年)「佐賀県立養護学校」として開校
・昭和48年(1973年)「佐賀県立金立養護学校」
・平成23年(2011年)「佐賀県立金立特別支援学校」
開校記念日や創立記念日は、学校をつくった人の思いや志を確かめる日だと思います。では、本校はどんな思いや志があって、たてられたのでしょうか。
それは、校訓や校歌に端的に表れていると思います。本校の校訓は「明るく、正しく、たくましく」ですが、これは、3番まである校歌の最後の一行と一致しています。校歌は、
・1番が「明るくのびよう 元気よく」
・2番は「正しく進もう ひとすじに」
・そして、3番は「強く生きよう たくましく」
と結ばれています。作詞は初代校長の御厨与四郎先生がなさっていて、ここには、児童生徒のみなさんに「こうあってほしい」という願いが凝縮されていると思います。本校に50年以上伝えられてきた「学校の願い」とも言えます。私も児童生徒のみなさんに
・学校生活において「明るく、正しく、たくましく」あってほしい
・自分の「夢に向って ― 明るく、正しく、たくましく」がんばってほしい
・卒業後も自分の人生を「明るく、正しく、たくましく」生きてほしい
と願っています。次に校歌を歌うときは、校歌には児童生徒のみなさんへの願いや期待が込められていて、それは初代校長先生からずっと今日まで続いていることをちょっとだけ思い浮かべてみてください。
校長 鶴田 欽也
(令和3年6月1日)
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