学校長あいさつ

 佐賀県立鳥栖高等学校のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。日頃から当校の教育活動にご理解とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
 当校は、佐賀県東部の鳥栖市にある県立中高一貫教育校です。鳥栖高等学校は、1927年(昭和2年)に鳥栖町ほか四ケ村組合立高等女学校として設立、その後、1948年(昭和23年)に学制改革により佐賀県立鳥栖高等学校と改称されました。定時制、商業科、家政科なども設置されましたが、商業科の分離、家政科の募集停止を経て、2011年(平成23年)に定時制の募集が停止されたことで、全日制普通科の高等学校となり、加えて2007年(平成19年)に併設型中高一貫校として香楠中学校が開校し、現在に至っています。
 当校は今年で創立99年目を迎え、2027年(令和9年)には創立100周年という大きな節目の時を迎えます。これまでの歴史を振り返ると、当校は決して伝統の上に胡坐を組むことなく、様々な契機を活かして絶えず新しい学校として成長しよう、という気概に富んだ学校であったように感じています。時代は変わっても、この場所で学ぶ生徒たちは、歴史と伝統を受け継ぎ、文武両道を基本として、精力的に学校生活を送ってくれています。今後も、未来を切り拓く資質と能力を身につけ、創造力豊かな発想で、新たな伝統を築いてくれることを期待しています。
 今、私たちは、中高共通の校訓「知を愛し 和を敬い 心を培え」のもと、変化し続ける社会に貢献できる人材の育成を目指して、日々の教育活動に取り組んでいます。多様な考え方や価値観が混在する中、集団生活で学ぶこと、体験することは、生徒の成長に欠かせないものです。時代の変化に適応しつつ、時代の要請に応えられる教育を実践していくことを念頭に置き、学校でしか学べないことを伝えていくことで、当校の役割を果たしてまいります。
 生徒の充実した学校生活と進路実現のため、また、多感な時期の学校生活を通して将来の社会人としての自立を支えるため、そして、学ぶ生徒にとって、当校が記憶に残る「唯一無二」の場所となるように、教職員一同全力で教育活動を行ってまいります。引き続き、温かいご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

令和7年4月

 

佐賀県立鳥栖高等学校
校長 荒木 信幸

 


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