平成３年（１９９１年）４月、当時県内でも屈指の大規模校であった伊万里中学校から分離し、開校しました。平成２２年には開校２０周年記念式典が開催され、今年は30年目を迎えています。最初の卒業生は４０歳を超え、早い人では子どもたちが本校の生徒となっています。
　校区は伊万里小学校区と牧島小学校区とから成り、生徒のほとんどは伊万里小学校から入学してきます。『伊万里小学校の卒業生がなぜ伊万里中学校へ進学しないのか？』と開校当時は、よく尋ねられたものですが、伊万里小学校区内に本校があるために、ちょっとした混乱がありました。現在では、少なくとも伊万里市の住民であれば、疑問はないものと思います。
　本校は伊万里市街地の北側に位置し、広く街並みを見下ろす高台（通称「馬伏が丘」）にあり、自然に囲まれた絶好の教育環境の場となっています。令和２年度は、生徒数255名、教職員数33名で構成され、普通学級８学級、特別支援学級２学級、通級指導教室１の学級編成となっています。
　生徒は明るく素直であり、授業や行事など一生懸命取り組んでいます。あいさつもきちんとできる生徒が多く、特に「立礼」がきちんとできる生徒には感動させられます。『感動・感謝・思いやりのある啓成中学校』をスローガンに掲げ、本校の伝統となっている『素敵なあいさつ』『響く歌声』『あふれる笑顔』がさらにパワーアップするように頑張っています。