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【機械科】令和5年度第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会・北九州大会【旋盤作業部門】結果報告
入力日
2023年11月27日
内容
11月10日(金)から12日(日)にかけて、令和5年度第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会旋盤作業部門が北九州市の職業能力開発センター(ポリテクセンター福岡)で開催されました。九州地区代表として、本校から機械科3年濵道智生さん(西有田中出身)が出場し、各地区を代表する選手たちを相手に健闘しました。
大会出場校は、北海道地区から札幌琴似工業高校、東北地区から宮城県古川工業高校、北信越地区から石川県立小松工業高校、関東地区から神奈川県立神奈川工業高校、東海地区から岐阜県立可児工業高校、近畿地区から兵庫県立飾磨工業高校、中国地区から山口県立下松工業高校、四国地区から愛媛県立松山工業高校、開催地から福岡市立博多工業高校、九州地区から本校の10校が出場し、各地区の大会を勝ち抜いてきた強豪校が集う、出場するだけでも価値がある大会です。また、年々、技術力の向上と共に課題の難易度も高くなっており、一筋縄では完成できない難しい課題でした。
一日目は、工具などの荷物を会場の倉庫に搬入しました。二日目の朝、大会で使用する旋盤の抽選と製作課題の隠し寸法の抽選が行われました。隠し寸法の抽選とは、製作課題の形状は事前に公表してあるのですが、10か所の寸法については、当日の競技会直前に発表することで、臨機応変に加工ができるかが問われ、難易度を高めるために行われます。その後、抽選により決まった旋盤で工具展開・加工練習をして、午後からの予備切削に備えました。予備切削とは、本番前に予め加工しやすいように切削することで、時間を40分間与えられます。予備切削中の不具合が見つかるなどのトラブルがありましたが、本番前に修正ができて事なきを得ました。三日目(本番当日)、8時30分に課題図面が公表されると、加工工程の確認などを10分間で行い、9時から競技が開始されました。濵道さんはどことなく緊張をしている雰囲気で落ち着かない様子にも見えましたが、開始前のストレッチや旋盤に一礼をして始めるなど、いつも通りの所作で作業に取り掛かりました。少しでも集中力を欠くことがあれば大きな加工ミスに繋がるので、完成するまでの約2時間、集中力を絶やさず作業し続けなければなりません。濵道さんは、手際よく無駄のない動作で、標準時間の2時間を5分オーバーしたものの、全体の2番目に完成することができました。競技会終了後、自分でミスに気付いたところもあったみたいですが、日頃の練習の成果をすべて出し尽くしたと満足した表情でした。残念ながら、3位までにはあとわずか手が届かなかったのですが、秀逸性や達成した努力を讃えられ、敢闘賞をいただきました。次のステップである技能オリンピックに向けて意欲を喚起する姿は、大会を経てさらに一回り大きく成長したように感じました。
▲抽選会の様子(大会2日目)
▲加工練習の様子(大会2日目)
▲予備切削前の様子(大会2日目)
▲予備切削の様子(大会2日目)
▲競技会の様子①(大会3日目)
▲競技会の様子②(大会3日目)
▲競技会の様子③(大会3日目)
▲会場で記念撮影
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