HOME >
- お知らせ >
- 【まいにち更新】有工NEWS >
- 【デザイン科】(3年)工場見学に行きました

【デザイン科】(3年)工場見学に行きました
入力日
2023年6月21日
内容
6月16日(金)、デザイン科3年の工場見学を実施しました。進路決定を間近に控えて、実際の製造や生産の現場で業務に携わる様子を見学することで判断の材料にしてくれるようにとの設定です。またデザイン科では、創作時に役に立つ展覧会も見学を行う内容で例年行っています。
今年度も、佐賀市諸富地区の木工関係の企業様を2社見学しました。
ひとつめは平田椅子製作所様です。九州内でも数少ない椅子専門メーカーで、公共用、家庭用と幅広い製品を展開されています。生徒たちは木材から少しずつ椅子の形になっていく工程を説明いただきながら見学することができました。北欧のデザイナーとのコラボ商品なども拝見でき、高いクオリティのものづくりを見せていただきました。工場内は音が大きいので、まず概要を屋外で説明いただきました
大きな工作機械が自在に木材を切削します(平田椅子製作所提供)
研磨の工程は人の手で一つ一つ進めていきます(平田椅子製作所提供)
多くの工程を経て製品になっている様子を見ることができました
ショールームに並ぶ製品を見学する生徒たち。もっと時間をかけて見たいという声が聞かれました(平田椅子製作所提供)
ふたつめは飛鳥工房様です。大きなサイズの木馬から、小さなおしゃぶりまで木の玩具などを中心に手掛ける会社です。まず、経営されている廣松美紀さま直々に会社の歴史から思い入れのある社屋のことまで説明いただき工場内を見学しました。加工から仕上げまで一つ一つ人の手で仕上げられていく様子に生徒も驚いていました。ショールームでは、生徒たちがまるで子どもに戻ったかのようなはしゃぎようで、廣松さまに「こういう笑顔や雰囲気を作れるのが木の魅力」とあたたかい眼差しで生徒たちをご覧になられていたのが印象的でした。
廣松さまの会社の説明を聞く生徒たち
工場内の機械の説明を受ける生徒たち
有工の卒業生である従業員さんに声をかけていただきました
ショールームでは童心に戻って製品に触れた生徒たち
製品についての細かいエピソードを説明いただいた廣松さま、ありがとうございました
バスで移動しながら各自食事を済ませて、最後の場所へ。福岡市六本松にある福岡市科学館で開催中の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の見学です。
ヨシタケシンスケさんは「りんごかもしれない」の代表作で数多くの作品が愛される絵本作家です。作品が生まれるまでのプロセスにスポットを当て、アイデアのもとであるスケッチや思索ノートを展示する試みです。課題研究でアイデアを考える機会の多い3年生には刺激にも参考にもあるものばかり。絵本の世界をアトラクションにした展示もあり、案外生徒はそっちに気持ちが向いていたようにも見えました。
どこも予定の短い時間では足りないような充実した内容の一日でした。この経験がこの先に生かせるようにしてほしいものです。1階はスーパー、2階は書店、3階が科学館というつくり
膨大な数のアイデアスケッチが展示されていました、圧巻です
絵本の世界が飛び出てきたような展示に生徒も大はしゃぎ
貴重な原画も展示されており、ヨシタケファンにはたまらない内容でした
閲覧数
780