第65回卒業証書授与式
入力日
2023年4月10日
内容
令和5年3月10日(金)第65回卒業証書授与式が行われました。210名の3年生が胸を張って校長先生から卒業証書を受け取り、笑顔で卒業していきました。式では、最後に学年合唱を披露し、素晴らしい歌声に、会場は感動に包まれました。
式の中での式辞・送辞・答辞を、抜粋で紹介します。
式辞
大和中学校を巣立っていく210名の3年生のみなさんご卒業おめでとうございます。 本校の教育目標は「思いやりの心とチャレンジ精神に満ち溢れた生徒の育成」です。アンケートの結果では、今年度、思いやりのある言動ができた生徒92%。チャレンジする機会が増えた生徒87%でした。3年生の数値は、これをさらに上回りました。この「思いやりとチャレンジ精神」は、皆さんにこれからも大きな成長をもたらしてくれるはずです。生涯にわたり大切にしてください。
(中略)
先人から命のバトンを受け継いだ者として、自らの能力と可能性を信じ、思いやりやチャレンジ精神を胸に、一人でも多くの人が笑顔で過ごせる社会、そして未来をつくるために共に力を発揮していきましょう。
皆さんが社会のリーダーとなる日はすぐそこです。 今後の活躍を楽しみにしています。
本校の宝である卒業生一人一人に、幸多からんことを祈念し、学校長の式辞といたします。送辞
210名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
2年前、私たちが入学したあの日、緊張と不安で一杯だった私たちを、温かく笑顔で迎えて下さったのは先輩方でした。先輩方のおかげで、学校生活は楽しく希望に満ちたものになりました。
体育大会では、正々堂々と競い合い、全力で仲間を応援されました。声が枯れても、分団のために必死で声を出し、最後まであきらめずに全力を尽くす姿は、今でも目に焼きついています。後輩一人ひとりに優しく接し、名前を呼んで応援してくださった時はとても嬉しく思いました。各団の絆は固く、あの時感じた熱意や感動は、今も強く残っています。
合唱コンクールでは、先輩方の団結力に圧倒されました。力強い指揮、響き渡る伴奏、ソプラノ、アルト、テノールのハーモニー。仲間を信頼し、お互いを思い合う心が一つにまとまって、美しく響き渡りました。
文化発表会では、「Catch a moment~あなたに感動と幸せを~」のスローガンにふさわしく、迫真の演技や力強いパフォーマンスにあふれました。先輩方の笑顔があふれるモザイクアート。協力することや、友情の大切さを訴えた学年劇。たくさんの感動と幸せを与えてくださいました。
先輩方には部活動でも大変お世話になりました。大会やコンクールで自分の力を発揮され、見事な成績を収められました。技術だけでなく、目上の人との接し方や、集団生活における規律の大切さなど、私たちが社会人になるために必要なことも教えてくださいました。苦しい時、不安な時に、先輩方が下さった言葉に励まされ、私たちも同じ目標に向かい頑張ることができました。
生徒会活動も「NEW STEP」という目標にふさわしく、活発でした。自由に発言できる雰囲気作りや、募金活動、生徒会新聞、喜次元BOXなど、新しい取り組みに挑戦されました。私たちも成長することができ、先輩方を目標としてさらに立派な生徒会活動を行いたいと思います。
私たちは、コロナ禍でいろいろなことが制限される中、それでも常に努力し、充実した学校生活を送られる姿を見てきました。私たちは先輩方から多くのことを学びました。私たちを導き、たくさんの感動を与えて下さった先輩方は私たちの誇りです。
先輩方はこれから、ぞれぞれの夢に向かって歩んでいかれます。その中で迷ったり、立ち止まったりすることもあると思います。そんな時には、この大和中学校で過ごした日々を思い出して下さい。友だちと励まし合い、支え合ったこと。たわいもないことで笑いあったこと。仲間たちと過ごした、かけがえのない日々を思い出して下さい。そして、この大和中学校で学んだことを糧に、夢に向かって困難を乗り越えていってください。私たちも、先輩方から教えて頂いた、「やる気」「まごころ」「ともに響き高め合う」の精神と伝統を引き継ぎ、この大和中学校をさらに発展させていきます。
最後に、卒業生の皆さまが、それぞれの道で輝かれることを祈念して、送辞といたします。答辞
本日はわたくしたちのために、このような心温まる卒業式を挙行していただきありがとうございます。
振り返ると、様々な思い出が蘇りますが、やはり心に色濃く残っているのは3年生での学校行事です。
数年ぶりの晴天の中行われた体育大会。分団応援の演舞では、各分団の個性があふれていました。また学年種目や全校応援パネル制作、学級旗の制作でもそれぞれが輝いて見えました。後輩に教えることや分団をまとめることの難しさで悩んだこともありましたが、優勝という一つの目標に向かい、全力で競技に挑み、応援し、笑いあったことはとても大切な思い出です。2泊3日で行われた念願の修学旅行。先生方や PTA の方々が検討を重ねてくださったおかげで、2年ぶりに宿泊での修学旅行が実現しました。全てバスで移動する長旅には少々骨が折れましたが、最終日に訪れた宮島の集合場所で先生が鹿からお土産を守ってくれたことも、とても良い思い出です。また、宿で寝食を共にすることで、級友の意外な一面を知ることができおり、一層絆が深まったように感じました。
体育館に全校生徒が集まっての文化発表会も、リモート鑑賞ばかりだった私たちには新鮮でした。私達3年生の集合写真をモチーフにしたモザイクアートでは、作業が進むにつれ徐々に友人の顔が浮かび上がってくるのがとても面白かったです。学年劇では、役者の演技から背景、小道具まで、とても完成度が高く、音や光が入り混じる演出にも心惹かれました。また、短い練習期間とは思えないほど足並みの揃った和太鼓の演奏にも会場の注目が集まりました。その他の展示や個人発表の演目も含め、それぞれが色とりどりの花を咲かせた一日でした。
そして、もう一つ忘れることができないのが部活動です。技術が上達せず悩んだりきつい練習の中立ち止まってしまうこともありましたが、仲間が背中を押してくれたおかげで3年間走り続けることができました。仲間と切磋琢磨し支え合った日々は、かけがえのない時間です。
その他にも、合唱コンクールや生徒会活動、何気ない友人との会話など、たくさんの思い出をここにいる仲間たちと作り上げてきました。そしてどの思い出も一人では作れないものでした。
3年生のみんなと出会い、苦楽を共にしながら過ごしてきた日々は、私にとっても大きな財産です。ありがとうございました。
在校生の皆さん、直接伝えることはできませんが、様々な場面で私たちに協力してくれたこと本当に感謝しています。
先生方、優しく楽しく、そして時には厳しく、愛のあるご指導をしてくださりありがとうございました。
15年間見守ってくれた家族。悪態をついても、勝手をして困らせても、私たちを心から応援してくれて本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
これまで、私たちはたくさんの方々に支えられここまで成長してきました。その支えてくださった方々への感謝を忘れず、私たち210名はそれぞれの道へと新しい一歩を踏み出して行きます。これから先の道、どんなに高い壁に当たってもそれぞれの目標に向かって邁進することを、ここに誓います。閲覧数
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