学校長あいさつ
入力日
2020年1月30日
内容
令和2年度
学校HP 学校長あいさつ
校長 園田 泰洋
「佐賀県立うれしの特別支援学校」のHPをご覧いただきありがとうございます。
校長の園田泰洋と申します。本校2年目となりました。
本校は本年度開校14年目を迎えた佐賀県内では最も新しく活気あふれる特別支援学校です。
嬉野市塩田町五町田地区にあり、唐泉山はじめ緑の山々や地域の多くの方々に見守られ、自然豊かな素晴らしい環境の中にあります。
小学部、中学部、高等部及び寄宿舎を設置し、知的障害教育部門と肢体不自由教育部門の2つの教育部門を担う学校です。本年度の児童生徒数は、小学部57名、中学部48名、高等部94名の合計199名です。年々増加の傾向にあり本年度はこれまでで最も多い児童生徒数となりました。
通学区域は、嬉野市、武雄市、鹿島市、大町町、江北町、白石町、太良町の3市4町であり佐賀県西南部の特別支援教育を担っています。
本校の校訓は「明るく 仲良く 誇らしく」です。
「明るく」:明るく元気いっぱいにいろんなことに取り組めるような健やかな身体をもつ子ども
「仲良く」:周りの人たちと協力しながら一緒に生きていけるような思いやりの心をもつ子ども
「誇らしく」:自信と希望をもって常に誇らしく生きていけるような知識や技能、思考力や強い意欲を身につけた子ども
このような子どもたちに育ってほしいと常に願いながら、本校職員は「チームうれしの」として一丸となって子どもたちの指導・支援、日々の教育活動に取り組んでいます。
昨年度は、6月に指導・支援の基礎・基本を7つの視点でまとめた「うれしの特支スタンダード(知的障害教育編・肢体不自由教育編)」を作成し、全職員に周知し、「子どもの気持ちの理解に努め、子どもたちの人権を尊重した指導・支援」を行い、特別支援学校に求められる専門性の担保を図りました。今後も取り組みを継続し、指導・支援の質のさらなる向上を目指していきたいと思います。
また、本年度はこれらの基盤の上に、小・中・高12年間の一貫教育の特長を生かし、「つながり」や「積み上げ」を意識した授業改善について、校内研究を軸に日々の教育実践をとおして深めていきたいと考えています。
子どもたちの充実した毎日の学校生活とその積み重ねによる新しい令和の時代を生き抜く子どもたちの将来の自立と社会参加及び貢献に向けて、職員一同「チームうれしの」として、保護者の皆様はじめ、地域の皆様、関係諸機関の皆様の力添えをいただきながら頑張っていきたいと思っています。
今後とも、皆様の厳しくそして温かいご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
学校経営ビジョン
1 学校教育目標
キャリア教育を推進することにより、児童生徒一人一人が個性と能力を発揮し、心豊かにたくましく、積極的に社会に参加し、貢献する人間を育てる。
2 目標達成のための学校経営ビジョン
キャリア教育の推進を軸に、発達段階に応じた一人一人の児童生徒の教育的ニーズに応じた指導と小・中・高12年間の一貫教育の特長を生かした指導の充実を図り、社会を生き抜くために必要な力の育成を目指すとともに、「チームうれしの」として全職員の協働体制を構築し、働きがいと誇りを実感できる学校にする。
3 本年度の重点目標
(1)「志を高める教育」の推進
- 各学部の発達段階に応じた教育の充実を図るとともに、校内研究を軸に小学部から高等部までの「つながり」「積み上げ」を意識した授業実践を推進することをとおして、キャリア教育、家庭や寄宿舎と連携した教育のさらな る充実を図ることにより、「志(夢や目標を持ち、その実現に向けて踏み出す力)を高める教育」を推進する。
- (2)特別支援教育の専門性の向上
- 本校における指導の基礎・基本を示した「うれしの特別支援学校スタンダード」の周知徹底を図り、児童生徒の人権を尊重した指導・支援を実践する。また、個別の指導計画を踏まえた個々の児童生徒の教育的ニーズに応じた指導・支援のさらなる充実を目指す。
- (3)新学習指導要領を踏まえた教育の実践
「何を理解しているか、何ができるか」、「理解していること・できることをどう使うか」、「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」の育成すべき資質・能力の3つの柱で、常に授業内容・授業方法の改善に取り組み、適切なカリキュラムマネジメントを行う。
- (4)進路希望の実現
- 「合同ガイダンス」や「うれ特就労フォーラム」の取組により、児童生徒、保護者の進路意識を高めるとともに、地域社会や企業や事業所への理解・啓発を進める。また、職業教育・進路指導の充実により、児童生徒のキャリア発達を促し、望ましい勤労観と職業観を身につけさせるとともに、自分らしい生き方や自分の将来についての夢や目標を持てるようにし、一般就労をはじめてとして,生徒の意欲と適性に応じた進路希望の100%の実現を目指す。
- (5)積極的な社会参加
部活動(総合運動部、総合文化部)を中心に、障害者スポーツ大会、アビリンピック等への出場や各種文化的行事・コンクールへの参加や出品を奨励するとともに、地域の小中学校及び高校との「交流及び共同学習」や「居住地校交流」を推進し、地域の方々や地域社会との関わりを深め、共生社会づくりの基盤となる社会参加を促す。
(6)地域の特別支援教育センターとしての役割の発揮
- 本年度から毎年開催となる「地区別連絡協議会」を軸に、地域の小中学校等との連携を深め、県西南部地区の特別支援教育のセンターとして役割を果たす。また、地域の教育関係機関や市町福祉課等関係機関との連携により巡回相談の質的向上を目指すなど、センター的機能のさらなる充実を図る。
- (7)教職員の働き方改革の推進
「働き方改革」を推進し、行事の精選や会議等の効率化による業務量の縮減を図るとともに、分掌業務の役割分担や遂行方法を見直し、一層の効率化を進める。また「チームうれしの」の意識を高め、学校全体での協働体制を構築し、よりよい教育の一層の充実につなげる。また、昨年度に引き続き19時30分までの退勤の徹底を図る。
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