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学校長より「鳥栖高校の生徒の皆さんへ」

鳥栖高校の生徒の皆さんへ

 

令和2年3月14日
校長 林 嘉英

 

 しばらく皆さんと会えない日が続いていますが、元気に過ごしておられるでしょうか。
 皆さんも報道等でご存じのように、佐賀県内で新型コロナウィルスに感染した方が確認されたため、臨時休校の期間が3月24日まで延長されました。 皆さんも3月16日に級友や部活動の仲間と会えるのを楽しみにしていたでしょうし、私たちも皆さんが登校してくるのを楽しみにしていたので、とても残念に思っています。 臨時休校に入ってからの期間が2週間を超えることになり、私たちが気がかりなのは、皆さんの学習や部活動などで直接顔を合わせて指導できないこと、皆さんが抱えている漠然とした不安感を軽くすることができないことです。

 皆さんも先が見通せない状況の中で、感染拡大への不安以外にも進路のこと、部活動や社会体育、文化活動に関する各種大会や行事のことなど心配なことが多いと思います。

 

 しかし、現在の困難な状況の中でも、今の自分にできることを探し、将来に備えることが大切です。
 例えば、学習面では、課題のほかに教科書を丁寧に読んで予習や復習をしてみてはどうでしょうか。普段の学習では、先生方が教科書の内容を分かりやすく整理してくれたプリントやワークシートを使って学習することが多く、教科書だけを使って予習したり復習したりする機会が少ない教科もあるでしょう。
 ところが、大学生や社会人は、理解の手引きとなるプリントやワークシートなしに自分ひとりでテキストを読みこなして学ばなければなりません。
 その時に備えて、時間をかけて教科書を丁寧に読み、自分自身で学ぶ訓練として予習や復習に取り組むことは意義のあることだと思います。また、論述式の問題に対する答案の書き方の最良の見本は教科書の記述です。この機会を活かして、時間をかけて改めて教科書を読んでみてはどうでしょうか。
 学習面以外でも、今やれること、今だからできることはきっとあるはずです。現在の状況を前向きにとらえて、今だからできることを探し、希望をもって将来に備えましょう。
 私は皆が揃って会える日を楽しみにしています。
 最後に、80年ほど前、困難な状況にあった英国国民の間で広く歌われていた歌の一節を紹介して、私からのメッセージとします。

 

We’ll meet again, don’t know where, don’t know when.
But I know we’ll meet again some sunny day.
Keep smiling through just like you always do
‘Til the blue skies drive the dark clouds far away.

 

「We’ll Meet Again」(music and lyrics composed and written by Ross Parker and Hughie Charles.)から

 

 

 

 


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