2学期のペア研から(川浪先生の授業)3年1組
入力日
2021年12月4日
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まだ紹介していなかった2学期のペア研の中から、いくつか授業の様子を紹介します。
ちょっと前になりますが、10月18日(月)に早くも2学期2度目のペア研を行った3年1組担任川浪先生の授業です。
国語の授業で、教材「サーカスのライオン」の第8時の様子です。第4場面の「じんざ(主人公のライオン)の気持ちを想像しよう」というめあてで学習が進められていました。
子どもたちはじんざの気持ちが一番表れていると思う一文を抜き出し、なぜ、その文にじんざの気持ちが表れているかをお互いに伝え合って、いろいろな考えに触れていました。教室を回りながら、うまく抜け出せない子どもたちや迷っている子どもたちには川浪先生がアドバイスをしていました。
子どもたちも友達が抜き出した一文を興味深く聞いていました。
次に電子黒板に映された教科書の本文で確認しながら、じんざの気持ちが表れている一文を学級みんなの前で発表していました。
たくさん出された一文をみんなで確かめ、そのときのじんざの気持ちについて考えてみました。
学級のみんなで考えたことを基に、じんざはどのような気持ちだったと思うかについての自分の考えを書いて、グループの友達と伝え合いました。いろいろな考えが出されていて興味深かったです。
物語文で場面の様子や登場人物の気持ちを想像しながら読むことはとても大切なことです。さらに、国語の学習ではその様子や気持ちの根拠を言葉(教科書に書かれている文)に求めながら考えていくことが大切です。
3年生の子どもたちは、「サーカスのライオン」という物語をこのようにして読み進めていました。
出された子どもたちの考えを板書に記していますね。
子どもたちは本時の学習で考えたことを振り返りシートに記録しています。毎時間ごとのじんざの気持ちを心情曲線で示しているようです。
本単元の学習では、最後に「『サーカスのライオン』の帯づくりをする」というゴールに向かって、学習を進めていました。最後に学習の振り返りをして、本時を終わりました。
今年度は、国語の授業にも力を入れて、ペア研に取り組んでいます。昨年度は数学を中心に取り組んでいましたが、年間4回のペア研の中で、指導者の裁量で教科を決めることも奨励しています。幅広い教科で、それぞれの教科の特質に応じた指導を展開できるように先生方自身も日々、学んでいます。