音楽劇・イソップランドの動物たち
入力日
2020年11月30日
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多良小学校では、文化庁による「文化芸術による子ども育成総合事業」(巡回公演事業)の実施校に選ばれ、11月16日(月)の午後から、演劇集団 遊玄社 の皆さんによる『音楽劇・イソップランドの動物たち』を観劇することができました。
多良小学校の体育館に特設の舞台や観客席をつくっていただき、全校児童で楽しく観劇することができました。
持ち込まれた児童用のベンチなどにも全てラッピングが施されるなど、感染防止対策もばっちりです。
遊玄社の皆さんは日本だけでなく海外でも公演をされるなどの実績もある素晴らしい劇団です。本当の演劇の魅力を伝えるために、マイクなどは使わず、全てを生の声で行い、音楽もアフリカの民族楽器を駆使して、全て自分たちで演奏されていました。観客とのふれあいをとても大切にされていて、新型コロナウイルスがなければ、観劇している子どもたちとのふれあいもあったそうですが、残念ながら、この部分はカットだそうです。
演目は、「イソップランドの動物たち」という音楽劇で、イソップの寓話を基にした8つのお話で構成されていました。
【ライオンとネズミ】
弱いものが強いものを助けることもある。(ネズミ)
【カラスとキツネ】
おだてに乗るといいことがない。(カラス)
【犬とオンドリとキツネ】
でも、いつまでも調子に乗っていると痛い目にあうこともある。(キツネ)
【カニの親子】
「自分ができもしないことを人に押し付けてはいけない」といったように、短いお話の中に、いろいろなメッセージが込められていて、子どもたちは大笑いしながらも、納得している感じでした。
親ガニが子ガニに「前に歩け」といいつつ、自分も歩けないことに気付くのはとてもおかしかったですね。
【アリとキリギリス】
【オオカミと羊番の少年】
【ウサギとカメ】
寓話の教訓にもうひとひねりして、楽しい中にちょっと考えさせられることもある、すばらしい演劇でした。
何より、バンダナと布1枚の衣装なのに、役者さんがいろいろな動物に見えてくるのが本当に不思議でした。
【王様を欲しがったカエルたち】
子どもたちは想像力、イメージ力をグーンと膨らませながら、楽しく音楽劇を見ているようでした。
最後は、「イソップランドの動物たち」の歌を元気よく歌いました。先日のワークショップで一足先に学んだ3年生が中心になって、とっても元気できれいな歌声でした。
最後に児童代表の子どもがお礼の言葉を言い、花束を渡しました。
遊玄社の皆さん、本当にありがとうございました。とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
皆さんからは素敵な色紙をいただきました。現在、中央の渡り廊下に掲示しています。
本来であれば、保護者の皆様にもご案内差し上げるところでしたが、新型コロナウイルス感染防止対策のため、体育館の人数制限をするため、ご案内を控えさせていただきました。ご容赦ください。