道徳の研究授業 その2
入力日
2020年5月29日
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3年2組担任の樋口先生と5年2組担任の川浪先生はこの4月に新規採用のフレッシュな先生です。
5月28日(木)の2時間目と4時間目に、初任者研修の一環で、お二人の授業を見せてもらいました。
4時間目は、3年2組の子どもたちと樋口先生による道徳科の授業を参観させてもらいました。
「きまりについて考えよう」というテーマで、「きまりじゃないか」(「新しい道徳3」東京書籍)という資料を用いて学習しました。
事前に3年2組のみんなに聞いたアンケートの結果によると、「学校にある身近なきまりの中で、きまりによっては全員が守れていないものもある」ことが分かりました。
そこで、先生が読んでくれた「きまりじゃないか」というお話を聞いて、主人公のゆういちくんの気持ちを考えながら、きまりについて考えました。
本校の道徳の授業で設定している「ゆたたりタイム」では、まず「一人でタイム」で、あそびボードが赤なので、きまりを守って外へ遊びに行かない裕一さんと、雨がやんでいるので、外に遊びに行っている大助さんの行動について、あなたならどうしますか? ということを考え、ワークシートの「心のものさし」に書き込みます。わけについても考えて書きます。次に、「時間旅行」という活動で、自分の考えとは違う人を探して、いろいろな考えに耳を傾けます。
次に黒板の大きな「心のものさし」に「自分ならどうするか」を貼りに行きます。「外には行かない」という人が多かったけれど、本当は「行きたい」という気持ちがあることとか、「迷っている」人がいることなど、子どもたちの本音の部分もいろいろと出ていましたね。
最後に、「校庭には水たまりがあるので校舎内ですごしましょう」という校内放送を聞いて、裕一さんは、きまりを守ることができたことに晴れ晴れとした気持ちになったことと思います。
3年2組の子どもたちは一生懸命に考え、たくさんのお友達が手を挙げて、自分の考えたことを発表してくれていました。
「きまりは守らないとモヤモヤする」「きまりには意味がある」などのように、きまりについてみんなで考えたことは大切なことですね。最後に今日の学習の振り返りをして、終わりました。
身の回りにはいろいろなきまりがありますが、今日考えたことを思い出してくださいね。
樋口先生も初任者研修の初めての授業とは思えないほど、素晴らしい授業でした。また、3年2組の子どもたちも積極的に自分の考えを発表してくれるし、友達が発表するときは、しっかりと発表するお友達を見ながら、一生懸命に聴いてくれているのが写真からもわかると思います。
樋口先生の頑張りはもちろんですが、同学年であり、道徳推進教師の井上先生、初任研コーディネーターの山崎先生の助言、そして何より、初任研指導担当の髙上先生の丁寧なご指導のおかげであると感謝しています。
16時からは、校長室にて、川浪先生と樋口先生の授業についての事後研修会を行いました。
次は、7月に学級会活動を見せてもらうことになっています。今から楽しみですね。