薬物乱用防止教室(6年生)
入力日
2022年2月1日
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2月1日(火)の1時間目に6年生は「薬物乱用防止教室」ということで、学校薬剤師の古川博輝さんに来ていただき、薬物乱用の恐ろしさやこれから私たちがどのように対処すればよいのかということを詳しく教えていただきました。
始めに、「麻薬探知犬が教えてくれたこと」というDVDを視聴し、麻薬探知犬という犬の存在や、「乱用薬物」にはどのようなものがあるのかということ、それらの恐ろしさなどを詳しく学ぶことができました。
誤って一度でも使用してしまうと薬物依存に陥り、大変なことも分かりました。また、使ってしまった人だけの問題でなく、それによって犯罪が起きるなどして、社会全体にも悪い影響を与えるとのことでした。なので、これらを持ったり使ったりすることは法律でも強く禁じられており、持ったり使ったりしてしまうと厳しく罰せられます。
DVDを視聴した後は、古川先生がテキストを使いながら、乱用薬物が体に与える影響、薬物依存が進むと体だけでなく心もむしばまれていくことなどをお話しいただきました。子どもたちは、自分が知ったことや感じたことなどを適宜、メモしながら、とても真剣に話を聞いていました。
歴史の学習で学んだ「アヘン戦争」などにも触れられて、中国は薬物で国を失った経験がある国なので、特に薬物に対しての規制が厳しいとのお話も聞きました。外国に旅行した日本の若者が知らないうちに、違法薬物の運び屋にされ、税関で捕まって懲役を科されているようなこともあるそうです。
養護教諭の山口先生が、「今日のお話は外国や東京といったようなイメージがありますが、佐賀ではどうなのでしょうか?」と質問されると、佐賀でも実際に中学生がインターネットで乱用薬物を購入したような事件など、身近にあることであると教えてくれました。最近はインターネットやスマートフォンなどを使って、簡単に買うことができたりするので、とても危険であるとのことでした。
「覚せい剤」「大麻」といったような名前ではなく、別のもののように勧められるようなこともあるそうですので、まずは、しっかりと断る、それでも、ダメならその場から離れる(逃げる)、そして、親や先生など身近な大人に相談することが大切だと教えていただきました。
学級担任の田中先生からは、「今日のテキストはこれから、一生使えるものなので大切にしてほしい」というお話があり、今日のお話もこれからずっと心に留めておいて、いつ訪れるかもしれない悪魔の誘いにしっかり気付いて、断る勇気を持ち続けてほしいという思いを伝えられました。
6年生にとって、将来を通じて、とても大切なことを学んだ一時間でした。
古川先生、ありがとうございました。