職員研修 その5(特別支援教育の充実)
入力日
2021年8月24日
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8月24日(火)は朝から、特別支援教育に関わっての研修を行いました。
多良小学校では、学校独自の重点目標の一つとして、「特別支援教育の充実」を掲げています。
この日は、佐賀市立北川副小学校 指導教諭 伊東 一義 先生を講師としてお招きし、「通常学級における困り感を抱えている子どもたちへの指導・支援」という内容での講義・演習と本校職員からの相談にも乗っていただきました。
伊東先生は昨年度まで、佐賀県教育センター教育支援課生徒支援担当の指導主事として長年、ご勤務され、佐賀県の多くの学校に指導・支援を行われていた先生であり、現在も勤務校で、その高い専門性を駆使して、子どもたちの指導・支援に当たられている素晴らしい先生です。
あらかじめ、本校の特別支援教育コーディネーターでアドバイザーの太田先生が取りまとめた本校の先生方の質問なども踏まえてお話いただき、また、いろいろな体験なども取り入れた研修を行っていただきました。
実際にコミュニケーションや書くことに困り感を抱えている子どもの気持ちを体感し、では、どのような指導・支援が考えられるのかということをグループで協議をする場面も多くあり、多良小学校の先生方が子どもたちのことを思いながら主体的に考えられている姿が印象的でした。
また、私たち教師は、子どもたち一人一人が豊かな学校生活を送ることができるようにするのが仕事であり、そのために、「好ましい行動」を増やし、「好ましくない行動」を減らし、「許しがたい行動」をなくすようにしてあげることが大切であるという伊東先生の言葉がとても心に残りました。
さらに、「豊かな人生」のために必要なこととして、
○自己の特性を理解し、助けを求めることができること
○不完全な自分を好きになれること
○カリスマティックアダルトとの出会いがあること
というお話がありました。
最後に、それぞれの先生方が自分の立場で、2学期から取り組みたいことを考え、みんなの前で紹介して、共有しました。
伊東先生、どうもありがとうございました。また、この研修会のお世話をしていただきました太田先生、お疲れ様でした。夏休み最後のとても充実した研修になりました。
2学期の子どもたちとの出会いが待ち遠しいです。