森林についてのお話(4年生)
入力日
2021年12月7日
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4年生はわくわくタイム(総合的な学習の時間)に「環境」のことについて学んでいます。11月6日(月)は、太良町の森林のことについて、太良町森林組合の池田さんと竹岸さんに来ていただき、5時間目は4年1組で、6時間目は4年2組で子どもたちに講話をしてくださいました。(6時間目の4年2組でのお話の様子を紹介します。)
始めに、全国と佐賀県の森林の状況、それから、佐賀県における太良町の森林の状況などを詳しく教えていただきました。
途中に3択のクイズなども交えながら、楽しく、分かりやすく教えていただきました。
森林には元々、自然に生えている「天然林」と植林をして育てている「人工林」があることや、佐賀県は森林率(面積の中で森林が占める割合)は全国39位だけれども、人工林の割合は全国一であることなどの話を聞かせていただき、子どもたちは興味深く聴き入っていました。
4年生の子どもたちの中に、「天然林」と「人工林」のことを知っている子どもたちもいて、びっくりでした。
それから、森林がどのような役割を果たしているかということで、①家屋や家具、木製品や紙などの材料になっていること、②二酸化炭素を吸収して酸素を出すことでCO2削減に役立っていること、③山崩れや洪水などを防いでくれていることなどを教えていただきました。
山が豊かであると、海も豊かになるというお話が、前回の海のお話ともつながっているなあと思いました。
子どもたちは新たに知ったことを上手にメモしながら、話を聞いていました。4年生はメモをする力も素晴らしいです。
さらに、佐賀県の名木・古木100選に選ばれている太良町の木を教えていただき、太良町が取り組んでいる「多良岳200年の森」プロジェクトという壮大な取組についても教えていただきました。
山で植林をしてから、伐採をするまでにはとても長い時間と手間暇がかかるそうですが、太良町では、太良町の町有林の一部で、樹齢200年を超えるスギ・ヒノキの森林を目指して、事業に取り組んでいるとのことです。
子どもたちからのいろいろな質問にも答えていただきました。
太良町の森林と林業に取り組む方たちのことがとてもよく分かりました。また、太良町の新たな魅力に触れることができました。太良町森林組合の池田さん、竹岸さん、ありがとうございました。
話を聞かせていただいた4年生の子どもたちの子か孫の時代には、200年の森が実現しているのではないでしょうか。それまで、大切に引き継いでいってほしいと思います。