弁護士によるいじめ防止派遣授業(6年)
入力日
2021年7月1日
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佐賀県弁護士会が行われている「弁護士によるいじめ防止派遣授業」を多良小学校で行ってもらいました。
本校の最上級生である6年生が学校の代表として、話を聞かせてもらいました。
多良小学校にお越しいただいたのは、吉武弁護士でした。
吉武弁護士が「弁護士」という職業について尋ねられると、子どもたちは「裁判をする人!」などと答えていましたが、吉武弁護士は、「弁護士とは、法律を使って、困っている人の人権をサポートする(または守る)職業」とお話しされました。私自身は、「なるほど」と思いました。
また、「人権」ということについては、「人が幸せに生きる権利」と定義され、子どもたちに当てはめると、「学校生活を楽しく送ることができること」であり、いじめはそれを壊すことであると話されました。
そして、事前に子どもたちが書いたアンケートを読み、子どもたちがどのようなことをいじめと捉えており、いじめを受けるとどのような気持ちになるのかということを学級のみんなで共有しました。
それから、東京・中野区立の中野富士見中学校で起きたいじめ事件についてお話しされ、いじめの陰湿さや悲惨さについて語られました。いじめによる自殺・・・場合によっては数億円の賠償・・・でも、もっと大切なことは、それでも自殺した人は決して生き返りはしないということでした。
人の心の中には見えないコップがあり、外からは見えない。そして、このコップがいっぱいいっぱいのときは、ほんの一滴でもあふれてしまうとのことでした。
この後、ドラえもんの登場人物を例えに使いながら、いじめの構図や誰がどのようにすればよいのかということをお話しされました。(著作権の関係で画像はありません。)
最後に、今日の授業で学んだことを6年生の柊さんがみんなの前で発表してくれました。
私自身が心に残った一言は、「いじめを正当化できる理由など決してない」という言葉です。何があっても、絶対に許してはいけないのが「いじめ」であるし、それは私たち一人一人が常に心がけていかなくてはいけないのではないかと思います。
吉武弁護士、ありがとうございました。