5月の全校集会
入力日
2021年5月7日
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今年度初めての全校集会を行いました。
1年生はZOOMを使って、オンラインで行いました。
全校集会では、最初に多良小学校の校歌を元気な歌声で歌いました。
全校集会の校長の話では、多良小学校の教育目標「元気いっぱい、笑顔いっぱい、ともに学び合う多良っ子」を目指して、目指す子ども像の「かしこく」「やさしく」「たくましく」について、お話をしました。
多良小学校の「目指す子ども像」では、「かしこく」「やさしく」「たくましく」を次のように考えています。
かしこく
授業はもちろん、学校や家庭で直面する様々な課題を「自分の事」としてとらえることができ、一人で考えるだけではなく、友達や家族、先生などと関わりながらよりよく解決しようとする子ども
やさしく
美しいものを見て、「きれいだな」と感じることができたり、困っている友達に気付いてあげたりするなど感性が豊かであり、自分以外のいろいろな価値観や考え方を認めることができ、「ありがとう」という気持ちや相手を思いやる気持ちを言葉や行動で示すことができる子ども
たくましく
規則正しい生活を送り、自分やまわりの人が危なくなるようなことはしないなど、体や心がいつも健康であるように気を付け、いつも元気で生き生きと活動し、何事も最後まであきらめないで、粘り強く取り組むことができる子ども
昨年度、改訂された学習指導要領(※1)なども踏まえて、これからの子どもたちに必要と思われる資質・能力を、多良小学校が目指す子ども像に盛り込んで、以上のように定義しているのです。
この内容については、始業式に子どもたちにお話をしたところですが、今回は、その中から、まず、1学期に心掛けてほしいことを話しました。
かしこく
→ いろいろなことを「自分のこととしてがんばる」こと
学習は「わかるまで」がんばる、「できるまで」がんばる、「おぼえるまで」がんばることが大切。
宿題も自分のためにする。だから、一生懸命にする。ていねいにする。おぼえながらする。
いろいろな場面で、自分が人の役に立つ、みんなのためになる。感謝されたら、嬉しいはず。
やさしく
→ 「ありがとう」の気持ちや相手を思いやる気持ちをことばや行いで伝えよう
「おはよう」「ありがとう」「大丈夫?」「いっしょにやろう」「おつかれさま」「またね」・・・ 他にも感謝を伝える言葉や相手を思いやる言葉はたくさんあります。相手をしっかり見ながら、自分の言葉でしっかり思いを伝えよう。
ついでに、逆のことも言うと、(多良小学校の子どもたちにはいないと思いますが、)人の嫌がる言葉を言ったり、人が嫌がることをしたりしないようにしよう。自分がされて嫌なことは、きっと、他の人も嫌な気持ちになるに違いありません。言葉を発したり、行動したりする前に、ちょっと考えてみることが大切です。
たくましく
→ あきらめないでがんばろう
自分が苦手なこともあるかもしれない。でも、最後まであきらめないで、粘り強く取り組もう。
時間がかかってもよいので最後までやり遂げよう。授業の中でうまくできなかったら、もう一度やってみよう。チャレンジし続けることが大事です。「もう少し、もう少し」という気持ちを大切にしよう。
少し難しいことかもしれませんが、とても大切なことだと思います。
生活の話では、小野原先生から、3つのことについての確認がありました。
1つ目は、「あいさつ」のことです。元気よくあいさつができている人がいることを紹介され、みんなができるようになるとよいとのことでした。
2つ目は、「無言掃除」のことです。これも、一生懸命に取り組んでいる多良小学校の子どもがいることを紹介されました。
3つ目は、「廊下の通り方」のことでした。先生に気付かないと、つい、走ってしまっている人がいることを話されました。人が見ていても、見ていなくても、落ち着いて歩いて通ることができるように気を付けてほしいとのことでした。
元気よくあいさつができること、掃除に一生懸命取り組めること、落ち着いた学校生活が送れること、どれも大切なことですね。
※1 学習指導要領
全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。「学習指導要領」では、小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めています。また、これとは別に、学校教育法施行規則で、例えば小・中学校の教科等の年間の標準授業時数等が定められています。各学校では、この「学習指導要領」や年間の標準授業時数等を踏まえ、地域や学校の実態に応じて、教育課程(カリキュラム)を編成しています。