体育館での全校集会
入力日
2020年6月2日
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本日は、6月の全校集会でした。
今年度になって、初めて体育館に全校児童が集まりました。
13時30からの全校集会に先立って、昼休みから体育館の窓を全開にし、体育館では学級ごとにできるだけ間隔をとって、整列しました。立腰の姿勢で会が始まるのを待ちます。
今年度初めて、校歌も歌いました。(もちろん、マスク着用です!)
校長先生の話では、最初に、
❶ 大石先生がしばらく学校をお休みになられること
❷ 新型コロナウィルスと熱中症に気を付けて、当たり前のことを当たり前にやること
をお願いしました。
それから、今日は「学校は何するところ?」という話題でのお話をしました。
「学校は何するところ?」と尋ねたら、すかさず、2年生が「勉強するところ!」と言ってくれました。頼もしいですね。
「なりたい自分」と「なれる自分」というお話をしました。
「将来、こんなことをしたい」とか「大人になったらこんな仕事につきたい」など、多良小学校のみなさんには「なりたい自分」がありますか?と尋ねると、たくさんの人が「ある」と手を挙げてくれました。
でも、「なりたい自分」だけでは、その夢を実現することは難しく、そこには「なれる自分」が必要です。
そして、その「なれる自分」を大きくするためには、今、学校で学んでいることの全部が関係しています。国語で勉強していること、算数で勉強していること、体育で勉強していること、理科で勉強していること…などなど、今、学校で学んでいることの全てが、自分自身の「なれる自分」を大きくしてくれているのです。
そして、きっと、私たちは「なりたい自分」と「なれる自分」が重なったところに「未来の自分」がいるのだと思います。
つまり、学校は、みんなの「なりたい自分」と「なれる自分」を大きくするところだと思うのです。
次に、「なりたい自分」と「なれる自分」を大きくするために大切なことを2つみんなにお話ししました。
それは、次の2つです。
得意なことや好きなことはトコトン頑張ってほしいです。でも、それだけでなく、苦手なことやちょっと嫌いなことでも、あきらめずに、粘り強く、一生懸命にやることが大切です。「なれる自分」を大きくするだけでなく、新しいよさに気付いたり、自分が得意なことを発見したりして、「なりたい自分」も大きくなるかもしれません。
それから、何のためにやっているのかということを考えながら、いろいろなことに取り組んでください。例えば、「なぜ、毎日、宿題をするのですか?」と問われたときに、「先生に言われたから」ではなく、自分の中での答えが見つかるとよいです。何のためにやっているかが分かると、どのようにやればよいのかを考えるようになりますよね。
最後に、宿題をしたり、学校で勉強をしたりするときの心がまえを覚えておいてください。
学校で学んだことは、本当に分かったかな?ということを確かめて、十分でなかったら、そのままにしないで、先生に聞いたり、友達に教えてもらったりしながら、分かるまで頑張りましょう。
分かったことは、本当に自分だけでもできるかな?ということを確かめてみましょう。1人で解いてみたり、答えを見ないで解いてみたりして、自分だけでもできるまで頑張りましょう。
学んだことはしっかり覚えていますか。今日、書いた漢字はフリガナだけを見て1人で書けますか。勉強したことをきちんと覚えているかどうかを、自学ノートなどを使って、自分に自分でテストしてみるのもよいと思います。
「勉強の内容」はもちろん大切ですが、「勉強の仕方」も大切です。「勉強の仕方」が変わると、本当に自分に力が付き、結果につながり、自信が付きますよ。
こんな話をしました。
低学年の子どもたちには、ちょっと難しかったかもしれませんが、みんな、最後まで一生懸命に聴いてくれました。
森山先生からは、新型コロナウィルスに関わっての差別やいじめについてのお話と今年一年間の人権学習の進め方についてのお話、教頭先生からは地域の方や給食センターの調理員さんからいただいたマスクの紹介がありました。
今年度初めての全校集会は無事に終わりました。
これからは、「どのようにしたらできるのか」ということを考え、感染防止などに気を付けながら、少しずつ、チャレンジしていきたいです。