ペア研(2年生・貞方先生)
入力日
2021年1月22日
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1月22日(金)の1時間目は、2年生の貞方先生によるペア研の授業でした。少人数・TTによる指導で教頭先生が加わり、特別支援教育支援員の松尾先生にも支援していただいています。
授業は算数の授業です。単元は「九九のきまり」です。この単元では、「かけ算の九九について、九九の表を見て考えたり、九九の範囲を超えるかけ算の計算の仕方を考えたりして、かけ算に関して成り立つ性質や九九の表のきまりを見つけ出して、かけ算の理解を深め、生活や学習の中でかけ算を活用しようとする態度を育てる」ことを目的としています。
この授業では、かけ算では、交換法則(かけられる数とかける数を反対にしても答えは同じになる)が成り立つことに気付き、理解を深めます。
3学期になり、2年生の子どもたちも成長したように思います。貞方先生は学習の進め方も一つずつ具体的に指示をして、みんなができるのを確認しながら進めています。そのおかげであるのか、子どもたちもとても落ち着いた雰囲気で学習に取り組むことができているように感じました。
また、とっても発表したい子どもたちがたくさんいて、元気よく手が挙がります。でも、手が挙がらない子どもたちにも発表や前に出ての説明の機会など設けてあげるとさらによいですね。きっと、できると思います。
この授業のめあては「答えが同じになるかけ算を見つけよう」です。
はじめに、5×3と3×5の答えはどちらも15で同じになることを九九の表で確認し、その他の場合ではどうなのかを調べます。さらには、答えが同じになる組み合わせは、他にどのような組み合わせがあるのかを考えます。
低学年では、発表するときの言い方を示すなどして、きちんと文で発言できるように育ててあげたいですね。
例えば、「○△と△○は答えが同じになります。答えは□です。」といったようなフォーマットあらかじめ確認し、「5×2と2×5は答えが同じになります。答えは10です。」といったように発表できるようにして、ほめてあげるとよいと思います。
子どもたちの中から、「3×6=6×3=2×9=9×2 と4つも同じものがあるよ」という発言があったり、「3×3」「5×5」みたいなときはどうなるのか・・といったようなつぶやきが聞かれたりして、興味深い授業でした。
まとめをした後に、「なぜ、かけられる数とかける数を反対にしても答えは同じになるのか?」ということをグループで考えました。
みんなの前で、図を使って、発表してくれました。
わかりましたか?
最後に振り返りをして、授業を終わりました。
今日、見つけた2つの九九の答えが九九表の中でどのような位置関係になっているのか・・などを考えると、九九表の中にもまだまだいろいろな秘密が隠れていそうです。
「いったい、だれがかけ算の九九とか、かんがえたと?」という子どものつぶやきも興味深かったですね。かけ算の九九をおぼえることで、どんなよいことがあるのかを子どもたちに実感させてあげられるようにしたいものです。
貞方先生、お疲れ様でした。
武冨先生と充実した振り返りを行ってください。