ペア研(横山先生)2年1組
入力日
2021年12月21日
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12月16日(木)に行った横山先生のペア研の様子を紹介します。
2年1組の子どもたちの音楽の授業でした。
題材は「ようすをおもいうかべよう」で、教材は「夕やけこやけ」でした。
「夕やけこやけ」の歌詞に描かれている様子を思い浮かべながら、思いを込めて歌うといった内容の授業でした。
音楽に乗せて元気よくあいさつをすると、さっそく、授業に入ります。
この日の学習の流れは、
1 歌えるようになる
2 歌詞の情景を絵に描く
3 曲想を考えて歌う
といったようなものでした。
「夕やけこやけ」を聴くと、子どもたちにとっては割となじみのある音楽で「聞いたことがある」「夕方、流れている」などの意見がありました。
さらに、「どんな感じがしますか?」という横山先生の問いに対しては、「やさしい感じ」「ねむくなりそうな感じ」「子守歌のような感じ」などいろいろな感じ取りを子どもたちは発表してくれました。中には、前奏の低い音を捉えて、「最初はこわい感じがしたけど、だんだんやさしくなっていった」といったような感じ取りもありました。
実際に歌詞を見ながら、歌詞に描かれている情景をイメージして、「どんな曲だろう?」「どのように歌うかを考えよう」というめあてで学習に取り組みます。
3回ほど歌うと、子どもたちは歌えるようになります。この間も、横山先生は細やかに子どもたちの様子について正のフィードバックをして、子どもたちのやる気と集中を引き出します。
次に、子どもたちは「夕やけこやけ」の2番までの歌詞の中から、1節を選び、その様子を絵に描きました。
例えば、1番でしたら、「夕やけこやけで日が暮れて」「山のお寺の鐘が鳴る」「おててつないでみな帰ろ」「からすといっしょに帰りましょ」のそれぞれについて、自分がイメージした歌詞の情景を絵にしていきました。
低学年では、まだ表現語彙も少ないことから、音楽から感じ取ったことや歌詞からイメージしたことなどを言葉で伝えるだけでなく、体を動かす活動で伝えたり、今回のように絵に描いたりして伝えることも有効です。
ペア研の相手の貞方先生(1年1組担任)も興味深そうに参観していますね。
子どもたちが描いたイメージ画を紹介しながら、歌詞の内容を深めていきます。
友達が描いたイメージ画を見て、「すごーい!」「きれい…」などの声が上がっていました。
こうして、歌詞のイメージを膨らませながら、「夕やけこやけ」をどのように歌うとよいだろう?という問いに戻ります。
実際に歌ってみると、子どもたちの声や歌い方が明らかに変わりました。元気のよいだけの歌声ではなく、ちょっと、しっとりとしたやさしい感じの歌い方になりました。
「歌詞を見て歌う」というよりは、自分が描いた絵を見て歌うという感じですね。
最後に、「席を離れてよいので、いろいろな友達とイメージ画を見せ合っていいよ」と横山先生が言うと、子どもたちは嬉しそうにお互いの絵を見せ合っていました。
「小鳥が夢を見る頃は 空にはきらきら金の星」の2節を描いた元樹さんが絵を見せに来てくれました。
低学年の音楽科の授業でしたが、子どもたちは歌詞の内容を絵に表すことで、とても豊かに歌詞の内容をイメージして歌うことができていたように思います。また、友達のイメージ画から、さらに自分のイメージを広げることができていました。
横山先生、お疲れ様でした。2年1組の皆さん、ありがとうございました。