ペア研(樋口先生)5年1組
入力日
2021年12月16日
閲覧数
485
ちょっと遅くなりましたが、12月7日(火)の3校時に行った樋口先生のペア研の様子を紹介します。
5年1組の子どもたちが国語の授業に取り組んでいました。
教材は「大造じいさんとがん」という物語文教材です。
最初にこれまでの学習を振り返りながら、大造じいさんの残雪というがんに対する心情を確かめていました。
そして、その心情が三の場面の後半で変わっていることを確認し、どの部分で大造じいさんの気持ちが変わったのかを考えることになりました。
本時のめあては「大造じいさんの心情はどこで変わったのか、何が変えたのかを考える」です。物語文の中の言葉や文を根拠として、大造じいさんの心情の変化を捉えます。
樋口先生の朗読を聞き、改めて、自分でも読み返しながら、大造じいさんの心情が変わったと思う箇所を探します。
ペア研で参観している6年生担任の田中先生も興味深く子どもたちの記述をのぞき込んでいます。
考えたことを学級のみんなの前で出し合い、いろいろな考えがあることを知ります。
5年生は考えることが好きな子どもたちが多く、自分が考えたことを、手を挙げてどんどん発表していました。
子どもたちの考えを聞きながら、樋口先生はその考えを黒板に貼っている本文にマーキングし、書きこんでいきます。
そして、いろいろな考えを概観しながら、もう一回、めあてに立ち返り、「何が大造じいさんの気持ちを変えたのか」ということを考えます。
子どもたちはグループやペアになって、お互いに考えを伝え合い、深め合っていました。5年生の子どもたちは自然な形で考えを伝え合い、嬉々として話をしていました。樋口先生も教室を足繁く動き回り、子どもたちと言葉を交わしていました。
グループやペアで話したことを学級のみんなに伝えたいと思う子どもたちがたくさんいて、また、どんどん手が挙がります。
5年生の子どもたちの素晴らしいところは、意見が単発ではなく、「○○さんはこう言ったけど…」「△△さんの考えに似ているけど…」といったように、前に発言した友達の考えに重ねながら、発言することができているので、考えがどんどん深まっていくところです。
学級の考えがおおよそまとまったところで授業は終わりました。普段から、学級全員の子どもが発言して、授業を創っていってほしいという樋口先生の思いが子どもたちにもしっかりと伝わっているように思います。
これからが楽しみです。