スケアードストレート方式交通安全教室
入力日
2021年10月24日
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10月15日(金)の午後から、多良小学校の3~6年生は、スケアードストレート方式の交通安全教室を行いました。(1,2年生児童については、発達の段階を考慮した上で、参加を見合わせました。)
「スケアードストレート」という教育手法は、恐怖を実感させることで、そのことにつながるような危険行為を未然に防ぐことにつなげる方法です。この日は、スタントマンの方たちが実際にいろいろな事故の様子を子どもたちの目の前で再現していただき、事故の危険や恐怖を実感できるようにしていただきました。
この日に来ていただいたアッシュネクストプロモーションの皆さんはプロのスタントマンとして仕事をされており、とても危険な事故の再現を行ってもらいました。
交通安全教室の進行は児童会スポーツ・安全委員会の子どもたちとアッシュネクストプロモーションの方で行いました。スポーツ・安全委員会の子どもたちは担当の川浪先生の指導の下、事前から準備に取り組んでくれました。
最初の衝突実験では、40kmで走る自動車に衝突された自転車がどのようになるかを見せてもらいました。なかなか衝撃的でした。
歩道の近くで交差点を右折するトラックが巻き込み事故を起こす現場などの事故現場を間近に見た代表の子どもたちが感想をみんなに伝えていました。
このように、傘さし運転による事故や飛び出しなど8つの演目を通して、交通安全について、実感を伴って学ぶことができました。
子どもたちは、横断歩道を信号が青のときに渡っていても、事故に遭う危険があること、自転車が歩行者にぶつかるなどの加害者になることもあることなどを学び、「一瞬を注意するかしないかで人生が変わる」「自分の命は自分で守る」「被害者にも加害者にもならない」といったようなことを心に留めていました。
歩道を渡るときは、運転手をしっかりと見て、アイコンタクトができるとよいことや、事故に遭遇したら、すぐに110番と119番への通報を行うことなど、たくさんのアドバイスもいただきました。
最後に、佐賀県鹿島警察署地域第一課太良交番所長の馬場淳一警部補に来ていただき、子どもたちに講話をしてもらいました。
馬場さんは、始めに、毎朝、登校班で下級生の面倒を見てくれている班長さんへのねぎらいの言葉、それから、佐賀市で起きた小学生の交通事故などを例に挙げながら、「特に学校帰りは、朝に比べると、ちょっと解放感があり、甘くなることもありがちなので、下校のときも家に帰りつくまで緊張感をもってください」とアドバイスしてくださいました。
最後に、この日の交通安全教室を行っていただいたアッシュネクストプロモーションの皆さんにお礼を言いました。そして、スポーツ・安全委員会による終わりの言葉で交通安全教室を終わりました。
この日は、多良中学校の全校生徒も交通安全教室に参加してくれました。多良中学校区は令和3年度の学校総合安全支援事業(交通安全)のモデル地域に指定されており、多良小学校はその拠点校としていろいろな活動に取り組んでいます。この日もその取組の一環でした。
多良小学校の子どもたちは交通安全に対する意識をもっともっと高めていきたいと思います。