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R7卒業 東京大学文科Ⅲ類
入力日
2026年8月17日
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令和7年度卒業、東京大学文科Ⅲ類合格者の合格体験記です。
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【原稿】
①本が好きだから文学部に行きたいなとはなんとなく考えていましたが、2年生中ごろまで志望校をはっきりと決定できずにいました。面談のときに担任の先生に東大を目指してみないかとアドバイスをいただき。進む学部をはっきりとは決めかねていたということもあって、挑戦してみようと思いました。
②私は放送部に入っており、大会前になると遅くまで学校に残ることもしばしばありました。また、火曜日と土曜日に社会体育としてダンスを習っていました。加えて、私は睡眠時間が減ると翌日のパフォーマンスがかなり下がるタイプでした。これらの理由から、勉強時間捻出のために、私は空き時間の活用に心血を注ぎました。電車とバスの時間で単語帳やノートを開いたり、休み時間に少し課題を進めたりしていました。夜遅くに勉強しても全く頭に入らないので、課題が終わらなくても11時までには寝るようにして、翌朝5時ごろに起きてクリア一な頭で課題の残りを済ませることが多かったです。塾には通っていませんでしたが、そのぶん家での勉強時間を可能な限りとるように心がけました。
③心配性なのに遊ぶことが大好きな私にとって、最大の課題は、勉強のモチベーションの維持でした。やる気はやり始めたら勝手に出てくる! という言葉もありますが、特に苦手教科の場合、私にはその「やり始める」という最初の一歩が難しく、家に帰ってもなかなかすぐに勉強を始められずにいました。そのくせ、模試やテストで点数が伸びない、あるいは下がってしまったときは、こんな自分で本当に合格できるのだろうかと不安に駆られるという、何とも不思議な現象が起こっていました。これを解決するため、私は自分をなんとか机に向かわせようと、様々な策を講じました。例えば、私には好きなアニメがあるのですが、勉強辛いなやめたいなと思ったときには、今頑張ったら日曜日に最新話が見られる! というふうにそのアニメを思い出して、自分を奮いたたせました。また、不安でかえって勉強に集中できない現象の解決のため、担任の髙橋先生の「受かるとも落ちるとも思わず、ただひたすらに勉強せよ」という名言を紙にゴールドのペンで書いて部屋に貼りました。机の上にアクリルスタンドを置いたり、勉強開始のきっかけとして好きなCDを流したりして、自分から勉強したくなるような環境づくりも心がけました。机に座らないと何も始まらないので、とりあえず机に座ってしまえばこっちのものだ!という意気で試行錯誤していたように思います。
④3年生の1学期までは、特に志望校に特化した勉強をすることはなく、授業の予習や復習に徹して基礎基本の習得に努めました。空き時間に世界史の青本を眺めるなどして、形式や傾向の簡単な確認はしていました。夏休み中に苦手分野を集中的に詰めていった気がします。
⑤3年2学期後半ごろから、徐々に東大を意識して勉強するようになりました。ただ授業の理解が最優先なので、 睡眠時間を死守するためにも、家では、平日は授業の復習をメインにして、休日に自分の苦手分野の勉強をするようにしていました。
⑥これは私自身の後悔なのですが、模試は絶対に答えをもらってすぐに復習をするべきです。特に国数英はテストの時の記憶が薄れやすいので、時間が経ってしまうと問題をまた読み直さなければならなくなります。それが面倒に思えてしまって、結局復習が終わらないまま次の模試を受ける、という悪循環に陥ってしまったことがありました。模試で分からなかったところを埋めていくだけでも、かなり効率的に力が付きます。できれば全問復習したいですが、毎週模試がある時期などは厳しいので、間違えた問題だけでも、徹底的に復習するべきでしょう。
⑦日々の記録などを活用し、自分の行動を振り返ることが非常に重要です。私はバーチカルタイプの手帳を使って時分の1日の行動と勉強時間を書き留め、そこに自分だけが見られる一言日記を書く、というのを毎日の日課にしていました。すると自分の怠けや頑張りが可視化されるので、明日はもっと頑張るぞ、とやる気に繋がります。また、勉強するときは、スマホを別室に置いておくべきです。スマホを見ていると思っている以上に時間が経ってしまいます。スマホの使い方に悩んでいる人は、本を読んだり、ステレオでCDを聴いたりするなど、スマホを使わない息抜きをするといいかもしれません。
⑧(国語)
とにかく記述を鍛えましょう。共テのマークも基本的には記述力を土台としていますし、記述力が伸びると国語以外の教科も伸びます。「自分が書きたいことを、相手に伝わるように書く」ことが重要です。私は記述模試のリサイトに力を入れました。自分の解答に不足している要素がどうして必要なのかを考えながら、言い回しや言葉を洗練させていくというプロセスが肝心で、多いときは5回くらいリライトしていました。「細かい要素集めにとらわれすぎず、文章全体の意味と流れを把握したうえで、設問で求められていることをはっきりと書く」ことを心がけると、自分の答案がよくなったように感じました。古典については、まず古文単語帳と助動詞を早めにマスターし、音読をすることで、その後の理解度を上げることができます。また、知らない古文単語や漢文句法が出てきたら、ミニノートにメモして、登下校時に覚えました。
(数学)
私のように、数学に苦手意識がある人も多いと思いますが、数学はぜひ授業の復習に時間をかけてほしいと思います。私は1、2年生の時に基礎を固められていなかったので、3年になってからもものすごく苦労しました。教科書の問題をサクッと解けるようになれば、きっと後々アドバンテージになります。
(英語)
L-timeは、ほかのことをせずにしっかり聞きましょう。話も面白いですし、私自身L-time のお陰でリスニングを粘り強く聴く体力が鍛えられたように思います。感想欄に一文英作文を書くのも記述力向上に繋がりました。 また、長文問題などで知らない英単語が出てきたら、古典と同様に一冊のミニノートにその単語と意味を書き留めておきました。また、文法問題集のEngage で間違えた箇所に付箋をつけて何周もすると定着しました。
(地歴)
私は日本史と世界史で受験しました。東大の地歴は記述がメインでしたが、授業や定期テストを通して基本事項がしっかり身についていれば書けるようになるので大丈夫です。歴史科目は流れが大切なので、登下校中に教科書を読んで出来事の経緯や内容を把握していました。ただ、単に教科書を読むだけでは情報が頭の中を流れるだけであまり覚えられないので、必ず一間一答や、研究ノートを使って演習をするようにしました。問題を解くうちに自分が理解していないところが明らかになってくるので、その部分の教科書を読み直して定着を図りました。
最後に、みなさんには受験勉強を楽しんでほしいと思います。私は勉強好きではありませんが、自分が知っていること、できることが増えるのは素直に楽しいです。結果が見えるようになるには時間がかかりますが、必ず少しずつ前進しているものです。みなさんの努力が、第一志望校合格に繋がることを心から祈っています。

