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R6卒業:東京大学理科Ⅱ類
入力日
2025年6月3日
閲覧数
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令和6年卒業:東京大学理科Ⅱ類合格
動画
(準備中)
原稿
学習方法として私が重要だと思う事は、大きく3つあります。
1つ目は、模擬試験、定期考査を最大限活用することです。まず、定期考査は基礎が出来ているかどうかの確認になるテストです。私は3年間、この定期考査の精度にはかなりこだわり、受けた後は丁寧にやり直しをしていました。模擬試験もまた、「己を知る」という意味でとても重要です。受けたその日に自己採点をして、一人反省会を行っていました。何が出来なかったのか?どんな発想や知識が足りなかったのか?何をすべきか?解説を読み、しっかりと自分に向き合う事が大切だと思います。落ち込んだりイライラしたりすることも度々ありましたが、それはその日のうちに区切ることを意識していました。その後は、単語や知識事項を見直したり、自分で一から解答を作ることが出来るか確認したりしました。また、自分はどのくらい緊張するか?どのくらいでおなかが減るか?どのくらいに起きたら頭が働くか?どうしたら切り替えが出来るか?という学習以外の事もなんとなく把握していました。
2つ目は、見通しを持ち、学習を習慣化することです。私は、中学生の頃から、キャンパスノートに、提出物の期限、必ずやる事、振り返りを書き、自己評価でスタンプを押す、という取り組みを続けています。振り返りはほとんど愚痴のような時もありました。簡潔で、あまり堅苦しくしないこと、自分がやり切れる量を設定することが、長く続けるコツです。模試や自分の最終ゴールを参考に長いスパンでの目標を立てつつ、自分のその日の学習可能時間を考えて、その中で自分は何をどのくらいできるか、という考え方で、一週間くらいのペースでやる事を書き込んでいました。このおかげで、私は必要以上に焦ったりペースを乱したりすることなく、自分に必要な勉強をし続けられたと思っています。また、夜寝る前は漢文の白文の音読と英語のリスニングをする、朝のバスは英単語か古文単語を見る、という日々のルーティーンも続けていました。
3つ目は、日ごろから出来る限りバランスのよい得点を目指すことです。本番で、何かの教科がうまくいかなくても、「他教科で挽回できる」と前向きになる事が出来ます。苦手なものは、分野、発想法、思考の癖…と、細かく分けて捉え、一つ一つ対処していくことが重要です。暗記事項に関しては、辞書で改めて調べる、構造化してまとめる、類似点や相違点に着目して関連付ける、口に出す、など、自分の思考や行動を挟むことを意識しました。私は理系科目に弱点が多かったのですが、方針が自分自身で立てられるか、そしていかに思考を早く正確に出来るかを意識していました。