人権・同和教育講演会(11月4日)
入力日
2022年11月5日
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11月4日(金)全校生徒を対象に、令和4年度の人権・同和教育講演会を行いました。
「社会福祉法人慈愛園」相談役の潮谷義子先生を講師にお招きし、「共に生きる」というテーマでお話をいただきました。
生徒にとって、差別や偏見のない社会を作る一員として持つべき人権感覚を高めるための良い機会になりました。
≪1年生の感想より≫
・講演を聞いて、「共に生きる」ことの難しさと素晴らしさを学ぶことができました。この世界には様々な人が存在していて、その一人ひとりに人権があります。しかし、発展途上国はもとより、先進国でも平等に人権が尊重されているとは言い難い状況があります。私たちは現状を知るだけではなく、実際に行動すること、続けていくことが大切なのだと考えました。
・「共に生きる」というのは、口にするのは簡単でも、本当の意味で達成するのは困難なことだと改めて思いました。実際の体験談をお話いただいた中で、たくさんのことが確かな温度を持ってしみ込んできて、はっとさせられました。
≪2年生の感想より≫
・先生のお話を聞いて、私も今元気に生きられていることについて、周りの人や環境に感謝してこれから過ごしていかなくてはならないと思いました。
・歴史を知ることの意味についてお話されたことが印象に残りました。歴史を学び、考え、行動することによって、差別や偏見のない社会が徐々に形成されていくと良いと思います。
≪3年生の感想より≫
・最近受験のことばかりを考え、勉強が上手くいかないと自分には価値がないのではと考えこんでしまうこともあった。しかし、私たちは生まれてきたことに意義があり、生まれてきたこと自体が尊いことだと気付かされた。今後高齢化していく社会の中で、能力だけで優劣をつけようとする思想の危うさ、そしてそれゆえに私たちが追求していかなければならない真の知性とは何かという問いかけにはっとさせられた。そして「人権」についての自分の認識を広げることができた。
・効率化などが重視される今の社会で、改めて生きるということがどういうことか、人権とは何かを考える必要があると感じました。人権侵害は身近なところにも多く潜んでおり、これから大人になって多くの人と接していくうえで、多面的・多角的に考えることで、その人の良いところや得意なことに気付くことができ、互いに認め合える関係づくりが可能になると思いました。理不尽なこともある社会の中で、少しでも変化を生むことができる大人になって人生を送っていきたいです。