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1年次(令和4年度)の取組
入力日
2023年5月23日
内容
県教育委員会より「令和4年度 1人1台端末を活用した授業改善」の指定を受け、研究主題として「特別支援教育における1人1台端末を用いた学びの改善~合理的配慮と自立活動の視点を踏まえて~」を設定し、以下の4点を中心に研究を進めました。
(1) 合理的配慮に基づく、1人1台端末機器を用いた児童生徒支援の改善
(2) 自立活動の指導計画に基づく、1人1台端末を用いた授業の改善
(3) 授業公開、学校HP、広報誌による情報提供
(4) 職員研修、先進校視察
■職員研修
本校では、夏休みなどの長期休業を利用して、ICT活用に関する職員研修を実施しています。今年度は、上記研究の推進も兼ねて、一部を県内小中学校への公開研修(オンライン)として行いました。
■公開授業
【小学部】総合的な学習の時間「ロボットを動かそう」
ロボットプログラミング選手権への出場をテーマに、プログラミング学習に取り組みました。学習用端末を使ってプログラミングをしたり、デジタルワークシートに記入したりしながら、思い通りの動きができるまでプログラムの工夫改善を繰り返しました。
【中学部】保健体育「マット運動」
「前転の発展技ができるようになろう」を目標に、客観的な視点から自己の運動課題を発見する学習をしました。アプリ「はなまるフォーム!!」を使い、撮影した自分の動きをすぐに振り返り、教師と技の改善ポイントを確認することで、動きを意識しながら運動に取り組みました。
■公開授業研究会・公開講演会
12月9日(金)に、公開授業研究会を実施しました。小学部、中学部の授業を参観していただき、授業の様子や授業者の自評をもとに参加者と意見を交わしたり、指導助言を頂いたりしました。
講演会では、九州ルーテル学院大学 増本利信 准教授より「発達障害のある児童生徒の学びの支援」についてお話しいただきました。1人1台端末などのICT機器を児童生徒の学習に活用する上でのベースとなる考え方や児童生徒の視方について学ぶことができました。
その他、機器展示・アプリ体験コーナーを設置し、参加者と実際にアプリを操作しながら情報交換を行いました。
【参加者アンケートより】文末の()は回答者の所属
・小学部の研究授業で、生徒との言葉のやり取りが参考になった。文字を書くことが苦手な生徒がいるのでデジタルワークシートを参考にしたい。(小中学校)
・中学部の研究授業で、生徒たちが意欲的に参加している姿が印象的だった。はなまるフォームを使って自分の出来栄えを振り返ることで、次はこうしようという意欲につながっていたように感じた。(特別支援学校)
・(講演会について)学習の困難さをどのように支援していくのか、子供は一人ずつ違うので正解はないが色々なことを試行錯誤していく楽しさを見出せると思った。(本校)
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