「令和4年度 優良PTA文部科学大臣表彰」を受賞しました。
入力日
2022年11月10日
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本校の取り組みである、「令和4年度 防災キャンプ」が、文部科学省「令和4年度 優良PTA文部科学大臣表彰」を受賞しました。
この賞は、「PTAの健全な育成と発展を資することを目的に、優秀な活動実績を挙げているPTAを表彰」するものです。
以下に、実施報告並びに受賞の報告を掲載します。
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〇はじめに
令和4年10月8日土曜日、今年度の中原特別支援学校PTA防災キャンプを開催しました。この活動は、災害時の環境の中で、障害のある児童生徒が他の被災者とどう共存していけばよいか、そして、家族や周囲の人間の支援の在り方について考える機会として取り組んできたものです。
そこで、本校舎PTAでは、「PTA防災キャンプ」の中で、遊びや料理をとおして、親子で緊急時の生活の疑似体験の機会を設け、家庭でも防災を意識した生活ができるようなきっかけ作りとして体験活動に取り組んできました。
そして、大変うれしいことに、防災キャンプをはじめとした様々なPTAの活動について「令和4年度優良PTA文部科学大臣表彰」の受賞となりました。これは、中原特別支援学校に係る皆様による本校の教育活動に対するご理解とご協力を賜った結果であると思います。
〇令和4年度防災キャンプについて
コロナ禍ではありますが、22家族66名(保護者34名+児童生徒22名+兄弟姉妹10名)の応募があり、「たのしく、おいしく、体験から経験へ」をテーマとして開催しました。前日朝までは雨でしたが、午後には回復し無事開催することができました。ただ、天気は回復しましたが、予想外の強風となり運営面で様々な影響が出ることとなりました。
まず、強風のためロケットストーブでの湯沸かしに想定以上の時間がかり、お湯とビニール袋で炊く米の炊きあがりが時間ギリギリとなりました。また、段ボールの窯で焼くピザも焼き上げるまでに時間がかかったことも元を正せば強風が原因であったと思います。
ただ、参加した子供たちは、ご飯を炊く準備やピザのトッピングといった作業を楽しみ、出来上がり焼きあがった食材を十二分に味わってくれていました。スムーズに出来なかった今回の体験も、もしもの時の布石として今後十分に生きるものだと感じました。
〇参加者の感想より
参加していただいたご家族にアンケートを取りましたので、その一部を紹介します。
・どの活動も楽しんででき、美味しく食べていました。竹パンは生地をこねて発酵させ、焼く作業まであり、目の前でパンができるところが見られて勉強になったようでした。
・昨年に続き今回2度目の参加でした。ご飯を炊くときに使ったポリ袋には目盛りが書かれていて、こんなグッズもあるのだなと知り勉強になりました。竹パンは作るのは簡単なのにとても美味しくて、レシピを教えてほしいぐらいです。
・食べ物はどれも美味しく、偏食の子供も美味しそうに食べていました。
・ごはんは中に少し芯が残ってそうでしたが、たまには作ったりして、家でどんなふうにしたらもっと美味しくなるのか?災害があったときはすぐできるようにするのも有りだなと思いました。
・竹パン美味しかったので家でやりたいと言ったら、竹は?ってなりました。何か考えてやったみたいです。
〇最後に
今回の受賞は、前PTA会長の宮田様の力により始まったこの活動を、途切れることなく続けるための大きな力となるに間違いありません。
遊びや料理をとおして、親子で緊急時の生活の疑似体験の機会を設け、家庭でも防災を意識した生活ができるようなきっかけ作りとするため、今後もこの取り組みを進めていきたいと思います。
- 防災グッズ展示(1)
- 防災グッズ展示(2)
- ロケットストーブ
- 段ボールのピザ窯
- 竹パン
- 特製ビニル袋を利用した炊飯
- 段ボールの窯で焼いたピザ
- 運営の様子
<参考リンク>
・文部科学省 優良PTA文部科学大臣表彰 優良事例集(新しいタブが開きます)
・佐賀県教育委員会 プレスリリース(新しいタブが開きます)