令和3年度の教育活動の推進に向けて
入力日
2021年4月6日
内容
学校教育目標の達成に向けて
〔学校教育目標〕
夢に向かって生き生きと輝く児童生徒の育成
-共に伸びゆく中央校をつくろう-
〔スローガン〕
深山(しんざん)大沢(だいたく)龍(りょう)蛇(だ)を生ず
(春秋左氏伝)
今年度も引き続き、本校で仕事をさせていただくことになりました。下村昌弘です。よろしくお願いします。
さて、本校は、小中一貫校となって9年目、義務教育学校の制度を導入して5年目を迎えました。今年度の9年生が、1年生で入学した時から小中一貫教育に取り組んできており、文字どおり、今年がその完成年度と言えます。ですから、これまでの年以上に飛躍の年にしたいと思っているところです。
私は、折に触れて、冒頭の学校教育目標を春秋左氏伝にある「深山(しんざん)大沢(だいたく)龍(りょう)蛇(だ)を生ず」という表現に置き換えて児童生徒や職員に伝えています。
「龍蛇」は「龍のような大人物」「高い志をもった立派な人間」という意味です。
「深山大沢」は文字どおり言うと「山深く、大きな湖のある、自然豊かな場所」ということが一義的な意味ですが、これをさらに一歩進めて教育の場面に当てはめて言うと「深くて広い教育環境」ということになるでしょうか。
つまり、我々教師が深い思慮と幅広い視野で子どもの教育に当たることによってこそ、大きな人物が育てられるという箴言(しんげん)でもあると考えています。
東原庠舎を有した歴史あるこの多久の地で、また自然環境もそうですが、施設設備的にも恵まれた本校の学習環境の中で、私たち教師が広い度量(どりょう)で、子どもたちに夢と希望と志をもって努力できる人間を育てたい、それを端的に表した言葉だと思っています。
令和3年度は、新しく30名余の職員を迎え、新たな一歩を全員で踏み出しました。私たちは全国に百数十校しかない義務教育学校としての矜持をもち、「義務教育学校として何をすべきか」、前例踏襲ではなく、時代の開拓者として、パイオニア精神をもって教育活動を推進していく心算です。どうぞよろしくお願いします。
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