20240907_文化祭 校長挨拶
入力日
2024年9月11日
内容
令和6年9月7日(土)
武陵祭(文化の部)挨拶
校長 下村 昌弘全校の皆さん、おはようございます。いよいよ武陵祭の幕開けです。
準備は整ったでしょうか。限られた時間で体育祭と並行して準備を進めていくのは大変だったと思います。
また、今年は初めてこのケーブルワンスポーツパークをお借りして開催します。勝手の分からなさもあったのではないでしょうか、生徒会の皆さん、本当ご苦労様でした。
始業式でも言いましたが、学校祭は探究活動の最たるものです。準備を進める中で大なり小なり課題に直面したと思います。内容はもちろんですが、協働性、友達・仲間との関係においても。
それをどう乗り越え解決していったのか、そういうところがおそらくこれからの人生に生きてくるだろうと思います。
テーマは「築け我らの武雄伝」。秀逸だなと感心しました。新しい武雄高校の武勇伝を作ろうという気概が感じられてとてもいいなと思います。
さて、本日は文化祭ですが、「文化」ってそもそも何なのでしょうね。
昨年はカルチャーという英単語から説き起こしましたが、今年は対義語から考えてみたいと思います。
「文化」の対義語って何でしょう。対概念。誰か? 隣の人とささやきあってみてください。評論文で出会ったことないですか。
そう、自然。「文化」の対概念は「自然」。つまり簡単に言うと、「文化」とは人間が手を加えることによって作り出されるものなんですね。手を加えて、精神性の高いものが芸術だとか宗教、学問と呼ばれるわけです。
でもそういう特別なものだけではなくて、習慣とかちょっとしぐさとかも、外国へ行ったことがある人なら感じたと思いますが、いわゆる文化の違いっていうものがあると思うんです。
つまり、そこに属している人たちが共有している価値観とか考え方の総体が「文化」。
そういうふうに整理すると、今日、これからのステージ発表も広がりが出てくるのではないでしょうか。
つまり、その部活動が、そのクラスが、そのグループが、何を大事にしているか、どんな価値観を持っているのか、そして何を伝えようとしているのか。送りてはそれを精一杯伝えるとともに、受け手はそれをしっかりと受け止めるのが今日の意味なのではないかと思います。
この会場と学校と行き来は大変ですが、それも一つの思い出として今日一日を楽しんでください。
結びになりますが、冒頭も触れましたが、準備を中心的に進めてくれた生徒会の皆さん、先生方、また、早朝から参観に来ていただいた、学校運営協議会会長の岡本忠裕様、PTA会長中川内昇様、武陵会会長徳永壮太郎様はじめ、役員、保護者・地域の皆様に感謝し、私からのあいさつとします。閲覧数
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