高校生平和大使ジュネーブへ飛ぶ!
入力日
2024年9月5日
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核兵器廃絶を訴える第27 代高校生平和大使の1 人である吉田光里さん(2 年)。
この夏、県内各地での署名活動や長崎での研修を経て、8 月18 日から24 日の期間、スイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れました。
そこでは、核兵器廃絶を訴えるスピーチなどを行いました。
そのスピーチ内容を紹介します。
One atomic bomb survivor says“I had to endure discrimination because I was an atomic bomb survivor. I had to hide the fact that I was exposed to an atomic bomb. I tried to forget it, but I decided to share my experience to prevent another war.”
As one of the last generation to hear directly from the survivors, I call for their stories to be shared.
If the survivors believe that their mission is to share their experiences to prevent the use of nuclear weapons in the future, the mission of my generation is to abolish nuclear weapons.
We believe that our impacts may be small,but we are not powerless.
We pledge to continue our activity in order to realize a peaceful world without nuclear weapons.
【訳】
「被爆者であることで差別を受け、自分が被爆者であることを隠していたし忘れてしまいたかった。しかし二度と被曝する人がいないように私たちの経験を伝えていかなければならない」と語られる被爆者の方がおられます。私たちは被爆者から直接話を聞ける最後の世代です。被爆者の方の使命が被曝経験を伝えることならば、私たちの使命は核廃絶を実現することです。私たちは核兵器のない平和な世界の実現をめざして、「微力だけど無力じゃない」という言葉を信じて活動を続けていきます。
吉田さんは次のように感想を語ってくれました。
「今回のスイス派遣では高校生平和大使としてだけではなく私個人としても多くの事を学ぶことが出来ました。軍縮会議日本政府代表部主催のレセプションでは各国の外交官の方や大学生の方と交流し、考え方や育った環境など背景の異なる方と核軍縮の重要性について話し合い、自分の考えを深めるとともに対話の大切さを実感しました。国連ではスピーチや署名の提出を通して唯一の戦争被爆国の若者である私たちが核兵器廃絶を訴え続けていくことの大切さを学びました。今回学んだ多くの事を今後の活動に活かし、核のない平和な世界を願う輪を広げていきたいです。」
これからも平和大使としての活動が続く吉田さん。
佐賀県代表としてして頑張ってください!