自分の興味を深堀する! ー中高合同「探究」発表会開催ー
入力日
2024年1月26日
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1月25日(木)、武雄市文化会館大ホールにおいて、今年度取り組んできた「探究」の成果発表会を開催しました。
武雄青陵中学校と武雄高校は中高一貫教育校として、中学校で「探究Ⅰ」、高校で「探究Ⅱ」という6年間のカリキュラムで自分の興味・関心を深掘りしています。
今回は各学年での選考を経て、武雄青陵中学校から10本、武雄高校から7本が学校代表として発表しました。
どの発表もその人(チーム)らしさが伝わる、聴きごたえのある魅力的な内容でした。
開会式では青陵中学校の古賀浩和校長先生から「探究では①知りたいことやその答えに近づこうとする力②どうにかする力③新しいものを生み出したり気づいたりする力④分からなさに向き合う力が鍛えられる。今日の発表ではそういう力がどこに表れているか感じてほしい」というお話がありました。
青陵中学校からの発表は、複数の情報にあたり、しっかりとした調べ学習がなされていました。
また、将来起業家になれるんじゃないかと思わせるプレゼンもあり、多彩さを感じさせてくれました。
武雄高校の発表は、聴衆を引き付けるプレゼンが多く、聴き手を飽きさせない工夫がありました。
提案にも斬新さがあり、大きな社会問題、抽象的な命題に正面から取り組んでいました。
閉会式では武雄高校の下村昌弘校長先生から「探究の4つのステップ(①課題設定②情報収集③整理分析④まとめ表現)のうち最も重要なのは情報収集。1つより2つ、2つより3つの情報にあたることで新しいものが生まれやすくなる。玉石混交のネット情報だけでなく一定の体系を持つ書籍を根拠とすることが必要。そのうえでフィールドワーク(調査、実験、取材)に出ると探究の“熱量”になる」というお話がありました。
武雄青陵中学校・武雄高校はこれからも「探究を”習慣”にする学校」として歩みを続けます!
【発表内容】
◆武雄青陵中学校の部 「探究Ⅰ」
1年生…テーマ「地域探究」
- 『佐賀県の米について』
- 『人びとに愛される鬼』
2年生…テーマ「社会探究-生き方を考える-」
- 『平和世界を私たちから~国境なき医師団~』
- 『未来の仕事』
3年生…テーマ「未来探究」
- 『KYOTO×テクノロジー』
- 『地方×ポケモン』
3年生…テーマ「自然探究」
- 『発酵熱を利用した発電』
- 『吸熱反応で車内の熱中症による死亡事故をなくせるか』
3年生…テーマ「国際探究」
- 『A New Way of Communication』
⑩『Living the “I” Life』
◆武雄高等学校の部「探究Ⅱ」
1年生…協働学習によるテーマ研究
- ①『武雄温泉のれ・き・し♡』
- ②『ムヴィサウ~武雄をサウナ街で有名に~』
1年生…高校生のまちづくり参画事業活動報告
- ③『TAKEOで楽しく防災しよう!』
- ④『パペット劇』
- ⑤『てくてくスタンプラリー』
2年生…グループ研究
- ⑥『救急車の適切な利用』
⑦『アフリカのクリーンな開発』