20200630 カサゴの稚魚放流
入力日
2020年7月1日
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海の体験学習をしている5年生。今日は、佐賀県が取り組む「森川海人っプロジェクト」の一環として行われた「さがっ子リレー放流」に加わり、カサゴの稚魚放流体験を行いました。
どんどん川河口の岸壁に集まった5年生の子供たち。はじめに、県水産振興センターの方から、いろいろな海洋漂着物を見せていただきました。
南の島から流れ着いたヤシの実や、ウミガメの甲羅などもありました。
自由に触ってみることもできました。
「あ、カブトガニだ!」
1か月ほど前に、唐房湾で獲れた生きたカブトガニを見たばかりの子供たちの一番人気は、カブトガニの甲羅でした。
放流の準備ができました。ライフジャケットを身に着けた子供たちは、カサゴの稚魚の入ったバケツを手にして、ひとりずつ順番に、船着場の階段を下りていきました。
そして、「元気でね」「早く大きくなってね」と声をかけながら、そっとバケツを傾け、やさしく稚魚を海に放してあげました。
3,4年もすれば、稚魚は立派に成長するそうです。唐津では「アラカブ」と呼ばれるカサゴは、玄界灘海域では年間約30tの漁獲高がある貴重な水産資源であり、釣り客を呼ぶ観光資源でもあります。
私たちの生活を支えてくれている森川海の豊かな自然環境を未来につなげる取組に参加した子供たちは、またひとつ佐志・唐津の海について学ぶことができました。そしてこの学びは、次の波戸岬少年自然の家での学習にもつながっていきます。