20200623 幸多里浜で地引網
入力日
2020年6月24日
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久しぶりの青空が広がる幸多里浜で、5年生の子供たちが地引網体験学習を行いました。
協力いただいたのは、唐房漁協青年部や県水産振興センターの皆さんです。
海でも浜でも準備をしてスタンバイしていただいていました。
初めに地引網の説明を聞きました。先週の海の学習会で学んだ、唐房漁港で江戸時代から続く「ごち網漁」では船で網を巻き上げます。それを浜から引くのが地引網だと教えていただきました。
準備体操をした後、さっそく四本の綱に分かれて、網を引き始めました。本当は二本の綱しかありません。それを、三密の状況を少しでも短時間になるようにと、青年部の方が四本に増やしてくださったのです。
「そ~れ!」「そ~れ!」
みんなでかけ声をそろえながら、力いっぱい綱を引きました。
10分間ほどがんばると、だんだん網が近づいてくるのが分かりました。
海につかりながら引きました。だんだん青い網が見え始めました。
とび跳ねる魚の姿も見え始めました。「来たぞ!もう少し!」
網が上がりました。たくさんの魚が、バシャバシャと跳ねています。
さあ、ここからは、手づかみで魚の獲り放題です。
初めは恐る恐るだった女の子も、次々に魚をつかんでは、コンテナの中に入れていきました。
アジやカワハギなど、近くの海で子供たちがよく釣る魚だけでなく、タイやクロなどもたくさん網に入っていて大喜びです。
砂浜なので、ヒラメやキスも獲れました。
何と、サメです。さすが男の子。勇気があります。
このコンテナに3箱分も獲れました。
魚を獲り終えた後で、魚の名前当てクイズをしていただきました。
お世話になった皆さんに、体験した感想とお礼の言葉を伝えました。
幸多里浜での地引網体験は、今年初めての取組でした。コロナ禍の中でできる工夫をしながら協力いただいた地域の皆さんのおかげで、素晴らしい体験をさせていただきました。