20200602 カブトガニをさわった!
入力日
2020年6月2日
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きのうの夕方、5年総合の時間などでご協力いただいている坂本さんから「カブトガニがかかったので、子供たちに見せられませんか?」と連絡がありました。たまに子供たちから「海でカブトガニを見たことがある」という話を聞いたり、どんどん川に打ちあがったのを見たりしたことはありましたが、「50cmはありますよ。生きてます」と聞いて、「ぜひお願いします!」と持ってきていただくことになりました。
そして、今日の朝9時過ぎ、カブトガニがやって来ました。尻尾まで入れると70cmにもなる大物でした。
学級園のお世話に来た子供が見に来ました。最初は先生の手を取りながら、恐る恐る甲羅の部分を触っていましたが、だんだん慣れてきて、ひとりで触れるようになりました。
休み時間になり、子供たちが集まってきました。
密な状態になるので、短時間でも多くの子供たちに触れるように、入れ替わりながら、見てもらいました。
「かたいね」「よろいみたい」など、触った感想を口々に話す子供たち。湊の浜で捕まえた体験を話す子や、レッドデータブックに載っていることを知っていた子など、みんな大喜びです。
昼休みが終わり、掃除の時間になりました。カブトガニともお別れです。
運動場掃除の5年生と一緒に、どんどん川の先の岸壁から、海に返すことにしました。
カブトガニをつかんで、岸壁の階段を降りました。そして、そっと海に返しました。
「お~い、元気でね~!」と子供たちが声をかけました。
カブトガニは、しばらくお礼を言うように水面でくるくる泳いだ後、海の底へと潜っていきました。
短い時間だったけれど、絶滅危惧種になっているカブトガニと、貴重な時間を過ごすことができた子供たち。佐志の海は自然豊かな海であることを改めて感じる体験となりました。