20200129 3年堀川先生のお話を聞いて
入力日
2020年1月30日
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「佐志のお祭り」に興味を持って、総合の時間に学習をしている3年生は、黒崎神社のことをもっと詳しく調べるために、地元の歴史に詳しい堀川先生をお招きして、お話を聞きました。
「神社が海の方を向いているので、海に関係があるのだろうか」という疑問については、「そのとおりです。今の黒崎神社は下宮。昔は山の上の上宮に本殿や拝殿があって、その近くには、イワシの群れなどを見つける魚見台があったそうです」と答えていただきました。
今、唐房祇園(ぎおん)さんのお祭りの時に唄われている千越祝唄(せんごしいわいうた)は、大漁をお祝いする唄だったのだそうです。
また、黒崎神社のある山のいちばん先の黒崎鼻と呼ばれる岬には「あらした様」という神様がまつられていて、漁師さんたちは、漁の行き帰りに船の上から大漁や海上安全を祈ってお参りしていたそうです。
「黒崎神社には、どんな神様がまつられているのだろう」という疑問について、「赤い建物の中に、3人の神様がいらっしゃいます。向かって右から八坂さん、金毘羅さん、秋葉さんです」と教えていただきました。
八坂さんは祇園さんとも呼ばれ、病気から守ってくださる神様です。昔、唐房地区に疫病が流行ったとき、みんなの健康を祈って唐房祇園祭が始まったのだそうです。
金毘羅さんは、大漁と海の安全を守ってくださる神様です。4月と11月の2回、お祭りがあります。秋葉さんは、火事から守ってくださる神様です。唐房2丁目に昔この神様はまつられていたので、2丁目は秋葉組と呼ばれていたそうです。
堀川先生のおかげで、疑問に思っていたなぞがいくつも解けました。黒崎神社も佐志八幡宮と同じように、私たちのくらしを守ってくださる神様でした。