校長室

 

  

 佐賀県立ろう学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、今年度創立100周年を迎える長い歴史と伝統のある学校です。

 佐賀県内唯一の聴覚障害教育を担う学校として、幼稚部、小学部、中学部、高等部(産業工芸科、被服科)の4学部を設置しています。遠方からでも入学できるよう、寄宿舎も併設しています。

 本校では、「健やか 和やか 伸びやか」の校訓のもと、確かな学力、豊かな心、健やかな体を育み、自立と社会参加を目指し、子どもたちの聴覚障害の特性や教育的ニーズに応じた指導・支援を行っています。

 聴覚に障害のある幼児児童生徒の教育にあたっては、「コミュニケーション力の向上」は大きな目標となります。そのため、一人一人の「きこえ」の状態に応じたコミュニケーション手段の育成を行っています。補聴器や人工内耳を装用し  た子供たちが確実に情報を得るための方法として、補聴援助システム(ロジャー)を導入し、聴覚や音声・言語の活用も大切にし、個に応じて手話や口話、指文字なども用いて確かに通じ合う環境を整えながら、日本語の「読む、書く、話す力」の育成にも力を入れています。

 また、本校は、教職員の専門性の向上にも努めており、聴覚障害教育に特化した数多くの校内研修を計画しています。外部の方への受講案内も行っていますので、ぜひ受講していただき、聴覚障害教育への理解を深めていただきたいと願っています。

 さらに、本校は聴覚障害教育のセンター的役割を果たすべく、地域への相談支援(園・学校等への巡回相談、電話・メール相談等)や乳幼児教育相談(つぼみルーム)を積極的に行っておりますので、お子さまの聞こえやことばの発達のことなど、気がかりなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

 今後もこの専門性を維持・向上させ、「チームろう学校」として全職員が一丸となって、子どもたちの充実した日々の学校生活を支え、将来の幸せにつながるよう邁進してまいります。

 関係の皆様には、本校教育へのより一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

  令和6年4月吉日

                                           佐賀県立ろう学校長 権藤 洋文

 


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