オペラ「おこんじょうるり」
入力日
2021年9月24日
内容
9月21日(火)午後13時30分より、本校体育館にて、オペラ「おこんじょうるり」を神奈川県を拠点に全国で活動されているミラマーレ・オペラさん(総勢16名)により上演していただきました。たくさんの機材を積んだ大きなトラックが、前日の午前10時半に到着。劇団員のみなさんは、午後12時半に到着し、しばしの休憩後、午後16時頃まで全員で舞台のセッティング、そこから明日に向けてのリハーサルを午後20時まで入念にされていました。「最高の舞台を見せてあげたい」と話されていましたが、そのプロ魂に感動しました。
劇の内容は、人里離れた山奥に一人で住む盲目のイタコの老婆と、そこへ食べ物盗みに来た一匹の子ぎつねとの心の交流、そして欲に目がくらんだ人間の愚かさを描いた作品です。休みなく続く主人公のおこんとおばあさんのセリフに合わせて、生演奏のドラムやキーボードとの音が絶妙に融合した舞台でした。多くの子どもたちは、そのことにまず心を奪われていたようでした。中学生の感想には、「ごんすけに命を奪われた(きつねの)おこんだけど、最後まで(おこんが)ばばさまを気遣った場面で人間の命も動物の命も大切にしたいなと改めて思いました」とありました。
コロナ禍でもあり、制限がある中での観劇会でしたが、本物の舞台を鑑賞できたことは、子どもたちにとってもとても意義がある時間だったと思います。
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