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思い出のアルバム㉗「石造物3」
入力日
2020年1月15日
内容
「知る人ぞ知る(知ってる人しか知らない)石造物」第3回目も長崎街道沿いのとある場所です。
前回は恵比寿大黒一体型の像でしたが、今回は単体の恵比寿像です。
愛らしい微笑みをたたえた造形もさることならが、台座の碑文が非常に興味深く、大正年間に再建されたこと、もともとの建立年、そのいわれなどを知ることができます。
このように石造物や梵鐘などの金属に記された文字は「金石文(きんせきぶん)」と呼ばれ、当時を知る貴重な資料になります。石材や金属に直接掘り込まれ、あるいは鋳出された文字は、植物由来の紙や布に墨などで書かれた文字に比べれば屋外でも相当の耐久性を持ちます。今回の例も百年近くが経過していますがその文字は鮮明です。
※石造物の多くは信仰の対象であり、また私有地内に祀られる例もあるので、探訪される場合は常識の範囲で、礼節をもって、交通にも注意していただきたいと思います。
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