学校長のあいさつ

 

                                       

学校長のあいさつ

 

 日新小学校勤務2年目になりました校長の小池 充(こいけ みつる)と申します。

 令和6年度、本校は創立150周年を迎えます。保護者、地域の方とこれまでの歴史を振り返りつつ、発展的な未来へ続く1年としたいと思っております。

 昨年度赴任して感じたことは、日新小学校は、地域の方から愛されている学校だということです。日新小学校では、教職員はもちろん保護者、地域の方、日新小学校の教育に協力していただける方すべてを「チーム日新」ととらえています。

 

◎日新小学校で「チーム日新」として行っていきたい教育について

「児童・生徒の自立に培う」

 この見出しの「に」にはこだわりがあります。「培う」の語源は、植物の根元の部分に土を盛ることで成長を促すことなので「培う」の前の助詞は「を」ではなく「に」だと恩師から教わりました。教育に携わって感じることは、教育は、植物を育てることに通じるところがあることです。状態をよく観て水や養分を与えたり、逆に与えなかったり日々の取組が大切だと思います。児童・生徒は、もともと成長力、向上心を持った存在です。その成長を支え、社会に出る手助けをしていくことが学校の役目だと思います。これから、Society5.0の時代となり、学校の役割も変わっていくことが予想されますが、「児童・生徒の自立に培う」ことは、不易なことと考えます。

 児童・生徒の自立は、学校だけで実現できるものではありません。保護者、地域社会の協力が不可欠です。教育の道は「家庭の教えで芽を出し、学校の教えで花が咲き、地域の教えで実がなる」と言われます。地域ぐるみで「チーム日新」として、児童・生徒の育成に携わっていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

令和6年4月  校長 小池 充

                         

学校教育目標

「ふるさとを愛し、心まことに行動する 日新の子の育成」 

  ◇校名「日新(にっしん)」

中国の四書の一つ「大学」の文中に、次のような記述があります。
湯(とう)の盤の銘に曰く、「まことに日に新たに日日に新たにして、に新たなり。」
この銘の「日に新たなり」をとって、校名にしたと言われています。湯の盤の銘は、殷(いん)の時代の湯王が、常に身辺に置いてものを入れた器に、自らを戒めるために掘った座右の銘で、「人は、毎日毎日新しくならなければならない。日日自分の徳を磨き、行いを謹んで、絶えず向上をめざして、努力してこそ・・・」と言うことである。

(日新小学校百周年記念誌「日新」から)
◇3つのシンボル

文化を拓く反射炉、ゆかしくにおう藤の花、おおしい姿の少年の像、と校歌にも織り込まれています。知・徳・体の象徴でもあります。
 〇反射炉 <佐賀の先人に習って、文化を拓く豊かな知恵と優れた技を身につけさせたい>

  

日本で初めて鉄製大砲を鋳造した築地反射炉(ついじはんしゃろ)。その遺構が校地内にあるとされており、現在調査中です。校庭東側に設置された反射炉模型の横には、24 ポンドカノン砲(復元)が据えられています。同じ佐賀市にある三重津海軍所跡が、世界文化遺産に登録されたことを受けて、県内外から反射炉見学においでになる方が増えています。

 

       
 

 〇藤の花  <藤の花のような清い心と素直さを伸ばしたい>   

   明治 45 年に、現在の場所に学校が建てられました。藤の木はその時からのもので、 本校の歴史と共に生き続けています。春になると、見事な花を咲かせてくれます。
   
4月には、地域の方々のご協力で、藤の花茶会が開かれます。 

 

 

 〇少年の像  <心身共に明るく健やかに育ってほしい> 
    昭和の初めから校技として引き継いできた「相撲体操」をかたどったものです。本校敷地内に は土俵があり、「相撲大会」伝統行事として毎年行っています。      
 佐賀県初の大関「佐賀ノ花関」は、本校のご出身です。
 日新の子どもとしての誇りをもって育つよう、「チャレンジとリレーション(良好な人間関係)」を大切に日々の教育活動を進めてまいります。
よろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 


Page
TOP