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学校長のあいさつ

 こんにちは。令和6年度の人事異動で西与賀小学校の校長として赴任しました大石 文枝(おおいしふみえ)と申します。実は、私はこの歴史と伝統ある西与賀小学校に平成19年度から26年度の8年間、教諭として勤務をしておりました。その間、学級担任はもちろん、算数TTを担当することもありましたので、多くの子供たちと関わることができました。その当時を振り返ってみると、子供たちと日々を懸命に走り抜けていたように思います。そんな私が、まさか校長として本校に戻ってくる日が来ようとは、夢にも思っていませんでした。しかし、ご縁があって再び西与賀小学校で勤務ができるようになって、とても嬉しく、そして、光栄に思っています。教え子やその保護者様など、たくさんの方が「おかえりなさい」と声をかけてくださいます。ありがたいことです。

 さて、ここ10年間で、西与賀小学校も大きく変わったところがあります。

一つ目は、佐賀大学教育学部の代用附属になったことです。代用附属となり、未来の教員となる方々を育てる学校としての使命を担っています。実習期間を通して子供たちに関わる人が増えますので、子供たちの良さが更に伸びることにもつながるようです。

 二つ目は、コミュニティースクールになったことです。私が以前いたころも地域連携はしていましたが、コミュニティースクールとなり、地域との結びつきが更に強固なものとなっています。地域の方々は、子供を育てるのは「町」であるという意識をもって、子供たちの教育活動に数多く関わってくださっています。子供たちは、地域の方々との体験活動から多くのことを学び、心豊かに育っているようです。

 もちろん、変わらないこともあります。それは、明るく素直で、屈託がなく、のびのびとした子供たちです。それは、西与賀町の風土が子供たちを育てているためなのか、全く変わらなくて、ほっとします。と同時に、子供たちの持ち味を最大限生かして、よい方向に導かなければならないという責任の重さも感じています。

 もう一つは、教職員です。子供の困りには親身になって寄り添い、愛情をもって指導にあたっています。また、子供のためならばと熱心に指導方法を研究し、実践に生かしています。代用附属校の強みを生かして、大学の教授から直に指導を仰ぐ機会にも恵まれていますので、教員として常に学び続け、前向きに成長していこうと努力しています。そんな教職員集団だからこそ、学校教育目標の「元気いっぱい、自分から学び、共に高め合う西与賀っ子」を目指し、全職員で力を結集して、子供ための学校であり続けたいと思います。

 そして、気持ちは、313名の全校の担任として、これまでの出会いと同様に、子供たちとの出会い、保護者様、地域の皆様との出会いを大切にして学校運営に励んできたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

令和6年5月吉日

学校長 大石 文枝

 

〈本校校区について〉
 本校校区である西与賀町は、佐賀市の南西部に位置し、県道相応(そうおう)線を中心にして、南北に細長く、西側の町境には、本庄江が流れ、その東側に西与賀町は広がっています。校区の南端部は、“干満の差日本一”、“我が国有数の海苔養殖地”である「有明海」に面しております。有明海に注ぎ込む本庄江沿いには、海苔養殖に従事されている方も多く、また、干拓等により広がる肥沃な佐賀平野の水田では、稲作も盛んに行われております。   
 以前は、この本庄江に魚などを積んだ船が往来していたことから、この川の東岸には、「竹輪(ちくわ)」や「蒲鉾(かまぼこ)」などの製造業を営む方も多くおられました。しかし、現在は、その数も大分少なくなり、数件となっています。
 また、昔この地域には、船が往来していたこともあり、歴史上の要人たちが、この地から乗船した記録もある、日本史上の起点となった町でもあります。
道路・住宅の状況を見てみると、校区の北部地域は、昭和46年のバイパス道路の開通以来、都市化現象の傾向にあります。団地や分譲住宅が多くあり、居住するには素晴らしい環境です。現在、校区の南部地域に、福岡県の大川市・柳川市から佐賀県鹿島市を結ぶ有明海沿岸道路の整備も進められているところであります。
 地域の教育力は高く、多くの方々が学校および子供の教育に強い関心をもたれ、よって地域の方々は学校に対し、非常に協力的です。学校の教育活動はもちろん、児童の登下校の安全面でもご尽力いただいています。平成29年度からは、学校運営協議会が立ち上がり、コミュニティ・スクールとして新たな歩みを始めました。地域住民と保護者、学校が一つになり、「開かれた教育課程」の下、「チーム西与賀」として子供を育む素晴らしい環境にあります。


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