学校長あいさつ
第30代 みやき町立中原中学校 校長
田 中 克 三
ごあいさつ |
みやき町立中原中学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
令和4・5年度に引き続き、みやき町立中原中学校の校長を務めます田中克三(たなか かつみ)と申します。3年目になり、生徒・職員・保護者及び地域の状況がかなり把握できてきたと自覚しております。よって、本年度は昨年度より一層、これまでの取組を充実させていくとともに、これまで手が届かなかった課題にも挑戦していけたらと考えております。
中原中学校の紹介 |
風の町として彩り深い中原地区は、佐賀県の東部に位置し、東は鳥栖市、西は上峰町、南は北茂安地区、北は福岡県那珂川町に接しています。
地区内の綾部神社では、日本最古の天気予報といわれる「旗上げ神事」(7月15日)「旗降し神事」(9月彼岸中日)が行われ、旗のなびき具合で台風の到来や農産物の豊凶を占います。また、神社周辺には、ぼた餅を売る店が並び、県内外から求めに来る人が絶えません。
筑紫山系(上写真)に源を発する寒水(しょうず)川(下写真)が校区の中央部を流れ、初夏にはホタルが舞います。水清く、緑豊かな風の町、それが中原地区です。
本校は、昭和22年に中原村立中原中学校として中原小学校に併設され、昭和24年に現在の地に校舎を新築、その後、昭和51年に鉄筋3階建校舎2棟新築落成し、現在に到っています。
平成17年3月1日3町合併により、中原町立からみやき町立中原中学校になりました。生徒数は、昭和63年の520名(最多は昭和37年531名)をピークに減少し、現在(令和6年4月1日現在)は全校生徒196名(前年度比16名増)です。
本校の特色は、落ち着きのある学習規律(ノーチャイム、立腰から始まる授業等)、元気な挨拶、膝をついての拭き掃除、生徒実行委員による「いのち・生き方を考える日」の実践、生徒参画を意識した生徒会活動・部活動です。
教育方針 |
今年度の教育目標は、
「ふるさと中原と共に輝く志をもった生徒の育成」
~ 自律・協働・挑戦をキーワードとした学校づくりを通して ~
としました。
また、「育成したい生徒の7つの姿」として、
① 地域の伝統・魅力、学校の誇りを大切にしながら、未来を拓く姿
② 夢や目標をもち、なりたい自分を目指して、粘り強く努力し続ける姿
③ 自分だけでなく、身近な人、周りの人も楽しく幸せな気持ちでいることを目指し行動する姿
④ 感情をコントロールし、状況を考え、誠実な心の声に従って行動を自己決定していく姿
⑤ 互いの個性と得意分野を生かし、心と力を合わせて物事を行う姿
⑥ 困難な課題を解決・克服するために、「無理」という前に何かできないか知恵を絞り、努力を重ねる姿
⑦ 未経験の物事にも好奇心をもって、自分自身の新たな成長のためにチャレンジする姿
を掲げ、これらを目指していくことを目標としてそれぞれの教育活動に取り組んでいます。
学校は、言うまでもなく生徒たちのためにあり、私たち教職員は、それぞれの生徒が能力や個性を伸ばすことができるように、希望とやる気の種をまき、支援・指導するのが役割だと思います。生徒が「ふるさと中原」に誇りをもち、志をもって生き生きと活動する活気のある学校を創っていきたいと思います。もちろん、多くの人が集まって生活をしていく場ですので、そこには当然、マナーや約束事があり、全員が安全かつ安心して学校生活を送ることができるよう、落ち着きのある学校づくりをしていくことも、大切なことと考えています。
また、本校では、学校、家庭、地域が目標やビジョンを共有し、子供たちの成長を支え、学校や地域の課題解決に向けて連携・協働する「コミュニティ・スクール」が令和5年度から導入され、今年度はその発展・充実を図っています。より「地域とともにある学校」となるよう、職員一丸となって教育活動に全力を注いでいく所存ですので、保護者や地域の皆様には、これまで同様、御理解と御協力、御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和 6 年 4 月 1 日