学校長あいさつ

ご  挨  拶

 

  令和5年度が始まりました。北鹿島小学校、校長2年目となりました池田直人です。得意なことは「日記指導」です。昨年度は、今の6年生と1年間、日記をとおして互いの「ものの見方・考え方」を交流しました。3月には、書き溜めた日記が一人10冊にもなりました。楽しかったです。

   さて、私の大好きな本校の学校目標「命 ひびき合い」についてご紹介します。私たち北鹿島にご縁のある一人一人の人間が「己の命」「己の時間」を使って、精いっぱい自分自身を輝かせることが、北鹿島の学校文化のスタートです。全員が命を輝かせる、何かに一所懸命になる、頑張ることにより、それぞれの頑張りが「ひびき合う」姿がうまれます。

 北鹿島の朝「おはよう」「おはようございます」ボランティアで交通指導やあいさつ運動をしていただいている地域の方が、笑顔で子ども等を送り出してくださっています。集団登校では、登校するのが辛くなってしまった下級生の背中に手を当て、励ましながら横を歩いて来る上級生・登校班長の姿が見られます。学校生活では、一人一人の小さな頑張り、小さな成長を見逃さず、ほめる教師の姿があります。給食時間の放送では「命ひびき合い広め隊」を伝統的に引き受けている6年生が、仲間のため、学校のために頑張っている人を紹介したり、誕生日の人を全校で拍手して祝ったりしています。互いに認め合い、やる気を高め、ますます成長することで、これからの荒波が渦巻く社会の海を力強く泳ぎ切る知恵と力を養っています。家庭に帰った子ども等は、学校で起きたこと、先生や仲間に認められたことを保護者に語ります。眼を細めて、うなずきながらその話に耳を傾けていただいている温かい保護者がおられます。休日に誰もいない校舎で、遊具山を整備したり、詰まった雨樋を改善したりしていただいている人や、伸びすぎた樹木を剪定していただく小学校OBの先輩方にもお会いします。いつも有難うございます。

 一方、様々な理由から、子ども・保護者・職員・地域の方々が困り感を抱える時があるのも事実です。頑張っている人に対しては、北鹿島にご縁のある者が、全力を挙げて守れる学校文化をつくっている途上です。皆の温かい手を集めて、丈夫な網(=セーフティーネット)をつくり、共に乗り越えていく体験を得ることを望みます。「あいさつ」をきっかけに人に関わる態度を育て、「ていねいな言葉づかい・言葉かけ」で人とより親密な関係を持つ態度を育てつづけることが、大事な人間教育である、と考えています。

 この学校が北鹿島地区にとって、誇れる場所になりますよう、子ども等・保護者・地域の方々と共に職員が汗をかきながら、価値ある教育活動を進めていきます。さぁ、共に子育てを愉しみましょう。

 

  令和5年5月  鹿島市立北鹿島小学校 校長 池田直人

 

 


Page
TOP