校長室より「自力登校について思うこと」
入力日
2021年6月8日
内容
有明中学校が伝統的に大切にしてきたことに「自力登校」があります。
これは、生徒自身が自分の力で学校に来るというもので当たり前のことです。しかしながら、実際にはいろいろな状況で自力登校が出来ていないケースが結構見られます。もちろん体調の問題で送らないといけない場合もあるとは思います。しかしそうでないケースもあると考えています。
例えば、遅刻しそうだから、雨が降っているからという場合、学校まで送ることが正解でしょうか?慌てて登校して事故にあうかも、遅刻することはよくないから、雨でぬれて風邪ひいたら、視界が悪くて事故にあうかもなどなど理由はいろいろとあるかもしれません。
しかし、生きていく中ではいろいろな問題があってもそれを乗り越えていく力が必要になります。子どもたちは遅れたくない、ぬれたくないから送ってほしいと自然に考えます。しかし、遅刻して注意を受けることや雨の中でも合羽を着てぬれながら登校することは子どもたちの心身のたくましさを育むうえでも必要なことだと思います。
白石町コミュニティスクールの目標である「ひっきゃで育てよう!しろいしのおおどぼう」を実現させるためにも、本校教育目標である「志をもち、自ら学び、共に高め合い、逞しく生き抜く生徒の育成」を実現させるためにも。心身ともにタフで、たくましさをもつことはとても大切なことだと思います。学校でもこれから「自力登校」の重要性について生徒と一緒に考えていきたいと思います。ご家庭でもぜひ話をしていただければと思います。
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