今日のメインはカボチャのコロッケで。パリッとした衣と、そこからとろけ落ちるよう甘みの強いカボチャとのコントラストが食欲を誘ってくれます。

でも、今日はそれ以上に副菜のところてんが私には魅力的。ところてんは、ちょっとしたお菓子屋などの夏の定番メニューで、店屋のおばあちゃんに二十円ぐらいを渡し(なぜかどこのお店も、髪が真っ白で背中がちょっと曲がったおばあちゃんが多かった)、軒先に座って啜るところてんが大好きでした。今は、そんなお店も少なくなり、ところてんを出してくれるお店も数えるほどになってしまいました。

酢醤油とごまのシンプルな味と、海藻から作ったところてんの独特のつるつるした食感は、夏の酷暑の午後を一瞬忘れさせてくれたものです。

日本のシンプルな夏の味、いつまでも残っていてほしいものです。