校長室から
令和7年4月7日に義務教育学校として開校した本校は、令和7年4月10日の入学式で、28名の1年生、34名の7年生を迎え、1年生から9年生まで全292名の児童・生徒が集い、令和7年度の教育活動がスタートしました。
小学校から中学校までの一貫教育を提供することが可能となり、子どもたちが安心して学び、成長できる環境が整ったことから、子どもたち一人ひとりの個性を大切にし、互いに助け合いながら成長していくために、保護者・地域の皆様との連携を深め、地域に根ざした教育を推進してまいりたいと考えております。
開校にあたり、東陵学園の校訓として、人権・同和教育の基盤となる「気づき 考え 行動する」を掲げました。
この校訓は、子どもたちが日々の学びの中で気づきを得て、自ら考え、そして自発的に行動する力を育むことを目指しています。これにより、子どもたちは自立した学び手として成長し、未来に向かって力強く歩んでいくことができると信じています。
また、本校の学校教育目標を「心やさしく たくましく 志高く ともに学ぶ 児童生徒の育成」と設定しました。
義務教育9年間の学びを生かした教育活動の展開することで、「思いやりを持ち、他者と協働して共生社会を実現できる力」、「こころとからだの健康を保ち自立した生活を送ることができる力」、「進路の探索・選択にかかる基盤を形成し、現実的探索と暫定的選択ができる力」を子どもたちが身に付け、将来、社会に貢献し未来を創り出せる人になることを目指します。
そして、この目標を実現するため、異学年による「学び合い」「鍛え合い」「高め合い」の活動を日々の授業や行事等に位置付け、9年間で子供たち一人一人の可能性を最大限伸ばす教育を全教職員一丸となって進めます。
義務教育学校として開校する本校が、地域の核となって愛され信頼され誇れる学校になるよう、今年度も保護者や地域の方々と共に教育活動を進めてまいりますので、ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月
伊万里市立東陵学園 校長 北原成之