国スポ見学と郷土愛
入力日
2024年10月15日
内容
本校はメイン会場であるSAGAアリーナまで徒歩15分。地の利を生かし、全学年が大会の見学に行っています。本日、1・2年生が陸上競技の見学に行きました。「低学年の子ども達にどれだけ分かるだろうか」と思って送り出しましたが、帰ってきた子ども達は「かっこよかったよ」「佐賀県の人が勝ちんさった」「『がんばれ~』って叫んだよ」と興奮の様子。現場ならではの臨場感あふれる大会の様子を身体全体で感じてきていることが分かりました。
「国民体育大会から国民スポーツ大会へ」、その第一回が本県で開催されたことが、今は分からなくても大きくなってからきっと今回の体験と結びついて思い出されることと思います。そして、これらの経験によって佐賀への愛着もわいてくることと思います。
郷土愛は、その後の人生を送る上で心のよりどころ、精神的な支えとなるなど大きな役割を果たすと言われています。組織心理学の愛知大学 武田圭太教授は、「故郷は『自己の座標軸』である。ふるさとを失うことは、ただでさえ曖昧な自己の核の部分が喪失すること。座標軸がなくなり、自分がどこに立っているかも分からなくなる。自己が漂うような不安定な心理状態になってしまう。」と言っています。
ただし、「郷土愛」は心情ですから押しつけるものではありません。子どもたちが世界中のどこで活躍しようと「ふるさとっていいなあ」と思えるよう機会をとらえて育んでいきたいと思います。
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